私はみくりキッズくりにっくの院長で、実はちょうど本当に、このあと9月1日、来週再来週ですかね、オープンのクリニック、「あのねコドモくりにっく」ができまして、今、ちょっと所属が2つになっていますが、同じグループの中でやらせていただきます。世田谷区を中心にいろいろな小児料に携わってまいりまして、今回このような「げんき」さん主催の「発達障害理解のための講演会」ということでお声がけをいただき、貴重な経験をいただいたことを改めまして感謝申し上げます。いろいろ「こういう話をしてください」とか事前に皆様から質問いただいたりとかっていうことで、小児科医でいろいろ発達障害のお子さんを見ている立場として伝えたいことをスライドで作っていたんですけど、盛り盛りになって104枚というスライドの数になってしまいました。一応、最後に、あの、資料をお配りするのでちょっとこう文字情報が多いスライドなんかは、もうメモとかも取らずにお耳だけ聞いていただければと思いますので、気楽に、私も、ちょっとみなさんが緊張していると、私も緊張してしまうので、あの笑顔でちょっと答えていただきながら、みなさんちょっとあの表情がまだ硬いかなと思うので、聞いていただければと思います。今回、発達障害についてお話をさせていただくんですけど、もう、まず、最初に言っちゃうと発達障害って決して特別なものじゃないんですね。この中で発達障害の人って言うと、手、挙げられるのに、挙げ辛いと思うんですけど、発達障害じゃないって言い切ることの方が難しいと、最近は言われていますので、もう決して特別なものでもないですし、こういう風に考えるといいかなっていうのを、1つでも。例えば、今日、一般区民の方もいらっしゃいますし、ご支援していただいている療育センターの方であったりとか、教員の先生の方々とかも、保育士さんなんかもいらっしゃると思いますが、「決して特別なものではない」っていうことだけでも感じて帰っていただけて、「明日からの生活の、1つでも、あの、何かヒントやきっかけになるといいな」という気持ちで、紹介をさせていただきたいと思います。なので、104枚なので1枚1分あたりだなと思いながら、ちょっと計算しながらやっていきたいと思います。ちょっと最初は無駄話で。私の本田真美と言います。経歴はあの先ほどご紹介いただいたように東京慈恵会医科大学を卒業しました。慈恵医大はあの建学の精神で「病気を診ずして病人を診よ」っていう言葉があって、私はこの言葉がすごく大好きで。「医者だから病気を見る」っていうのではなくてやっぱり「人としてとか、地域の中の1人としてっていう形で子どもたちを見ていきたいな」っていう思いでクリニックを運営しています。卒業した後にすぐに国立小児病院っていうもうなくなってしまったんですけど成育医療研究センターのあの前身のところですね。唯一の国立の小児専門病院っていうのがあってそこで研修を積みました。ここでなんで急にイルカセラピーっていうのが書かれたかっていうと、私、医者を目指したきっかけがイルカセラピーで。10歳の時にNHKのドキュメンタリー番組でイルカセラピーを自閉症の子にアメリカのフロリダでやったら、すごくなんか良かったみたいな。10歳なのでちょっとあんまり覚えてないですけど、そういったドキュメンタリーを見て、すごく衝撃を受けたんですね。こんななんか面白いというか、イルカのかわいさに多分思ったんだと思うんですけど、なんでイルカトレーナーをずっと目指して小中高といました。ただ「イルカトレーナーになるの」ってすごい大変で。当時、あの、専門学校ももちろんなかったですし、なのでずっといろんな水族館に足?く通っていたんですけど、そしたら高校の先生から、「ちょっとイルカのトレーナーになるの難しいんだったら、ちょっと今からも勉強して、子ども側の方からアプローチしてみたら」みたいな感じで言われたのがきっかけで、あの、医者を目指し、小児科をその時から決めていました。ま、そんななんかちょっと変わったので、そう6年間医学部で勉強する中にイルカセラピーって、もちろん授業にはないんですけど、卒業後にちょっと「自分が夢見たあのフロリダのドルフィンリサーチセンターっていうところで3ヶ月間イルカセラピーを本場で学んできた」っていう経緯があります。これがちょっと、あの、他の方にはないかなと思いますが、こんな1枚1分と言いながら、もうすでに3分ぐらい話してしまいました。すいません。ここは、ちょっと、あの、流しますけど、国立小児の神経科から成育医療センターの神経内科に行きまして、その時にやっぱり病院の中で子どもたちを見ていると、やっぱりなんかこう診察室の子ども達って。早すぎますか?大丈夫ですか?すいません、あの、手話が入っているというので、ゆっくり、あの、お話をしなきゃいけないと思いながら、ごめんなさい。ちょっと早かったら言ってくださいね、すいません。診察室の中で、子ども達だったり親御さんとかと会うとなんか病気としてこう診断をするとか検査をするとかあるいはお薬を出すっていう頭になっちゃうんだけど、ふと気づいた時に、「あ、この子たちも小学校に行ってるし保育園にも行ってるし、親御さんたちは仕事を持ってらっしゃる」って思った時に、「あ、私ってやっぱり生活をちゃんと見ていかないといけないな」と思って療育園の方に移った経緯があります。ただ今度療育園に行くと、それでも例えば訪問で何かお家の中に入った時に、もうちょっとこう違う子ども達だったり、ご家族の姿が見えるっていうのが分かって。あの、そういう意味で、いろんな経験の中で開業医という道を選びました。私はもう医者になって26年になります。小児科医、小児神経科医として今も現役でやっておりますが、私のポリシーとしては、いろんな子ども達、いろんな家族があってそれぞれ困り事があるんですけど、「医療ってただ診断をして検査して薬を出すっていうだけではなくて、やっぱり選択肢がたくさん必要じゃないか」と。子ども達も家族も地域の一員として支えるためには、きちんとその薬を出して診断して終わり、薬を出して終わりっていうことじゃダメだよねっていう風に思って。まあ、あとは何か困ったことがあるっていうのに、こう「様子を見ましょう」とか「経過観察しましょう」って、結構、あの、医者が使いがちな言葉なんですね。やっぱりこれだと、あの、まあ近所の、あの、おばちゃんに聞いてるわけじゃないんだから、やっぱり専門家としてちゃんと親御さんだったり、保護者のニーズに答えるっていうためには、医者だけの力じゃ、絶対無理だという風に思ったんですね。医者って結局診断して、お勉強して病気学んでるけど、じゃあ、医者だけで、まあ、それを解決するって本当に難しいんですよ。だから、結構、医者に頼りがちかもしれないですけど、「医者ってあんまり答えを持っていない」っていうことをあの、言っていただいて、できるのって、本当に「診断と治療」っていうのは、医者の特権なのかもしれないですけど、じゃあ「医者が全て解決してくれるか」というとそうではないかなという風に思います。私は「医者に一体何ができるんだろう」って言った時に「他職種連携がとにかく必要だな」という風に思って、みくりキッズくりにっくを8年前に立ち上げました。たくさんのスタッフがいます。今でも、あの、みなさん働いてくださってますが、いろんなリハビリのスタッフであったりとか、今はソーシャルワーカーもいます。音楽療法士がいたり、モンテッソーリの先生がいたり、本当にいろんな職種が、あの、増えていて、この8年間で、たくさんの家族ができました。医療法人社団のびたっていうのは、みくりキッズから始まって、今は重症心身障害児を預かっている短期入所の「まんまる」であったり、狛江の方に1つ「コドモノいっぽクリニック」ですね。それから深沢にも「やおやコドモくりにっく」という病院があります。あとは、株式会社の方で訪問看護リハビリテーションっていうので小児に特化したところと。あとはちょっと保険診療ってやっぱりすごく限界があるんです。日本って「教育に関しても医療に関しても福祉に関しても誰もが最低限のものを受けられる」っていうのが日本の特徴で。何ですかね、誰でも医療教育福祉って受けれるんだけど、やっぱりその中には限界があって、アメリカのように、例えば「保険によって違う診療のサービスがある」っていうこともあってもいいのかなということで、「保険診療に囚われないリハビリテーション」ていうことも含めて今はやってます。あとはみくりクリエイティブは一般社団法人でワークショップなんかの提供を子ども達にしています。私たちが大切にしてるものは「とにかく他職種連携とおせっかいな診療するよ、経過観察はしない、たくさんの選択肢を出そう」ということと。あとやっぱり「子どもファーストの医療をしていく」っていうことだと思っています。これあれですかね、はい、で、ちょっとここまで宣伝です。9月1日にあのねコドモくりにっくが開院されるので、28日29日開院後の内覧会なんですが、ぜひみなさん足を運んでいただけたらと思います。こんな感じで「子どもと家族が真ん中にいて、医療と教育と福祉でこれがやっぱり連携することが本当の他職種連携だな」という風に思っています。    私は今日医療の立場からなので、ちょっと本題に入らせていただきますが、「医療の立場から発達障害をどうやって考えるのかな」っていう風にお話ができればと思います。私は小児科医なので、いつも診療の中で「子どもの成長と発達」っていうものをいつも考えてます。「成長と発達」って結構一言であのごちゃって、混ざっているんですけど、厳密に言うと、「成長って大きくなること」ですよね。「growth」って英語で言います。なので、「体重が大きくなったり身長が大きくなったり、頭の頭位が大きくなったり」っていうことになると思います。じゃあ「成長がつまずいた時ってどう考えるか」って言うと、「体重増加不良がないか」とか「低身長がないか」っていうことをまず考えるんですけど、その時に私たち小児科医はじゃあ「お母さんのおっぱいちゃんと出てるのかな、飲めてるのかな。あるいは離乳食ってちゃんと進んでるのかな」なんていうことを成長がつまずいているお子さんには考えたりします。「成長が大きくなること」と言いましたが、「発達は今度できるようになること」なんですね。できるようになることは、「development」って言いますけど、ただ「発達」って一言で言っても子ども達たくさんの発達をしていきます。私たちも大人ですけれど、小さい時があったわけで、こういったいろんな社会性の発達、言葉の発達、認知の発達、基本的生活習慣や運動っていういろいろな領域の部分の発達を遂げて、今、大人になっているんですね。いろんなことが私たちできるようになってきました。赤ちゃん、生まれたての時には自分で移動することもできないですし、ただ泣くことしかできなかったことが、こうやってコミュニケーションを取ったり、運動したりとかっていうことができるように、大きくなってきました。でもこの子どもの発達っていうのは、決して発達段階を飛び越えないんですね。なので階段1段1段登るんです。ちょっと当たり前のことなんですけど、何があるかって言うと、例えば首が座ってないお子さんは歩き始めることがないですね。言葉や単語が出てないお子さんが文章でベラベラ喋るっていうことはないように、やっぱり「階段を1段1段登って発達をする」っていうのが子どもの発達の大前提、特徴であるっていうことを、私たちはいつも、当たり前のことなんですけど覚えておかなきいけないかなって思います。「発達っていろんな能力がこう開化していくこと」だと思いますし、能力がこうできていくことだと思うんですけど、子どもが能力を発揮させるためには遺伝的な素因と環境素因っていうのがあります。「生まれ持っての遺伝的な素因であったりとかいうのは、もう正直運動神経だったり知能っていうのも何%かはもう遺伝で組み込まれてる」という風に言われているんですね。例えば、具体的に言うと、絶対音感って、みなさん聞いたことあるかもしれないですけど、絶対音感って実はもう遺伝子が見つかってるんですよね。その遺伝子が見つかっているので、「その遺伝子を持っていない人っていうのは絶対音感っていうのはない」と言われているんです。ただ面白いことに、その絶対音感の遺伝子を持っている人たちが3歳までの間にやっぱり音楽に触れていないと、その絶対音感ってなかなか開花しづらいっていう環境素因にも絡んでくるというのが面白いところなんですね。だから、遺伝だけで例えば知能が遺伝だけで両親の遺伝だけで決まってたら面白くないじゃないですか。なんで実は、その遺伝で決まっている、ある部分っていうのはあるんだけど、そこに対してやっぱり環境的な学習であったり経験であったりっていうのをして、子どもたち達は能力を変化させていくんですよね。だから、「遺伝だけで決まっている」っていうわけでもないし、「環境だけすごい頑張ったとて、難しい部分もある」っていうことがこれで理解はできると思うんですけど。ただですね。遺伝素因があっても環境素因があっても、子ども達はやっぱり興味とモチベーションがないと能力としては発揮していかないんですね。ただやっぱり「遺伝的に得意なものがあったりとか、特性として持っているものがあると興味とかモチベーションって結構一定のところに行きやすいってところがある」と思います。例えば、視覚がすごいすごい得意なお子さん。「視覚的な認知がすごい得意なお子さんって赤ちゃんあの子どもの頃からやっぱブロック遊びが大好きとか、そうやってなってくると、必然的にやっぱりブロックで子ども達遊ぶんですよね。お絵かきをしたりとかそうすると興味とかモチベーション持ってて、絵が上手くなったりとか、あるいは最終的に例えば建築家になっていきますとかデザイナーになってきます」とか、そういう「もともと生まれもった遺伝素因とそういったことができる環境と、あるいは、それプラスやっぱり自分が楽しい、面白いっていうモチベーションがあるから能力って開化していくんだな」っていうのがすごく小児科をしていてあの未知数な部分もあるしすごく面白いなって思います。これは発達のマイルストーンっていう言い方をしますけど、さっき言った発達っていろんな領域があるんですが、粗大運動から微細運動、言葉、社会、衛生面とか、生活とかっていうとこがあるんですけど、これ私たちが小児科医になる時に国家試験で必ず覚えないといけない表なんですね。3ヶ月になったら首座るよとか、1歳になったら歩き始めて3歳になったらおむつが外れて、4歳になるとケンケンみたいなことを、こう私たち暗記してやるんですよね。小児の先生たちだからこれが頭に入って、みんな検診するんです。じゃあこういった表が頭の中に入ってると思うんですけど、小児科医たちがじゃあ発達の続きって見た時に、どういったことを考えるかっていうと、さっき「成長が遅れてる時はおっぱいちゃんと飲めてるのかな」とか、「離乳食がちゃんと食べれてるのかな」ってお話をしましたけど、じゃあちょっと発達がつまずいてる子たちを見た時に私たちは何を考えるかっていうと、医者として「何が遅れてるんだろう。それは言葉なのか、運動なのか、社会性なのか、全部なのか、どうして遅れてるのか、それがどこにあるのか。さっき言ったように体のどこかに異常があるのか。例えば、脳に問題がある、筋肉に問題がある、目に問題がある、耳に問題があるとか。あるいはどんな異常があるのか麻痺があるのか、低緊張があるのか耳があの難聴なのかとか。どうして異常になったのか、生まれつきなのか遺伝的なものなのか養育環境なのか」そういったことを私たちはパーっとこう患者さんが来た時に、診察室でバーっと考えるんですね。その後、「じゃあどうやってサポートするの」もちろん医者なんで薬を出すっていうことも1つの選択肢ですけど、やっぱり発達に関してはプロとしては見通しをちゃんと立てるっていうことも必要だし、家族にちゃんと説明をするっていうことも必要だし、環境の調整をしてあげるっていうことも必要なんですね。質問事項にもありましたけど、クラスの中で学校の先生方と思いますが、「クラスの中でちょっとこう気になる子に対して保護者にどうやって説明をしたらいいですか」っていう話があったかと思うんですけど、いろいろ言葉って受け取ったり、受け取る側の感情とかもいろいろ乗ってくるので説明の仕方って、とっても難しいと思うんですけど、「真摯にやっぱりうんとこういったことをちゃんと考えていて感情的に言ってるんじゃないよ」っていうことはやっぱりお伝えしていくっていうことはプロとしては必要なのかなと思いますし、こういった段取りで見ていくってことが必要なのかなって思います。    発達障害ですね。実はですね、まあご存知の方もいらっしゃるかもしれないですけど、今発達障害って言っても医療用語では使わないんですね。神経発達症と言い方をします。これも10年ぐらい前に発達障害って言葉は医療界からは一応消えてるんです。なので学会発表とか医療のそういったとこで言うと発達障害って言うと、ええ?勉強してないなって思われちゃうんですけど、基本的には神経発達症というのが今の正式な診断名になります。ただ、今こんだけこう発達障害はさっき言いましたけど、発達障害じゃない人っていないんじゃないかって私は思ってるぐらいですけど、こんだけこうあの市民権を得ているので発達障害って言葉がやっぱり教育でも医療でも福祉でもやっぱ使われやすいとは思いますし、マスメディアでもね、こういう風に言うんですけど、基本的には医療用語ではもうなくなってしまっているんですね。なんで医療における発達障害っていうのをちょっとこう紐解いて見ていこうと思うんですが、これも全部あの後で資料としてお渡しするのでゆっくり見ていただければと思いますが。1番始めにですね、発達障害・自閉症の概念を言ったのが、ご存知かもしれないですけど、児童精神科医のカナーさんという人が「自閉症」という言葉を言いまして。同じ時期にオーストリアのアスペルガーが「自閉性の精神病気質」っていうことを言い始めました。この時には1944年で、この原因が自分の殻の中に閉じこもる自閉症、みたいな感じで「レフリゲーターマザー」と言って「そういった子ども達の親はみんな冷たい冷蔵庫のように冷たい母親がこういった子ども達の母親である」っていうことが言われてた時代なんですね。これが「親の育て方が自閉症にした」っていうひとつの間違った方向性に進むひとつになったと思うんですけど。そんなようなことが言われた時代があります。日本では1952年に自閉症っていうのが初めて報告されていて、1980年代になると「軽度発達障害」っていう言葉が出始めました。この「軽度発達障害」って、これももう死語なんですけど、私が医者になった時はまだ使われていて、26年前ですね。知的障害がない発達障害のことを軽度発達障害と言っていた時期もあります。DSM-4とか5って書いてあるのは、これ見えますかね。DSM-4とか5っていうのはアメリカの精神病の診断基準になるんですけど、毎年10年20年ごとに改定されていくんですが、94年にまず「広汎性発達障害」っていう概念ができました。広汎性発達障害って言葉は、多分ちょっとある程度の年齢の方はここら辺の軽度発達障害とか広汎性発達障害って言葉は聞いたことあるかもしれないですけど、私が医者になったの98年なんですけど、この自閉症の子がアスペルガーなのか高機能自閉なのか広汎性発達障害なのか分類不能のPDDなのかとかって言って、なんかそれを言葉のあるなしであったり言葉の理解度だったりとかっていうので、すごく分けた時代があったんですね。1994年の時点で自閉症はとにかく3歳になるまで診断してはいけないとかで、ADHDに関しては7歳になるまで診断してはいけない。社会性が発達する3歳。集団生活できちんと座ってことが求められる7歳までは診断しちゃいけないっていうのが26年前の診断でした。それが2013年になると初めてスペクトラムっていう概念ができるんですね。ここでスペクトラムって昔グレーゾーンとかってよく、今でも使うかもしれないけど、私これグレーゾーンって言葉がすごい引っかかってて、結局は「グレーゾーンって医者の逃げでもあるのじゃないかな」っていうのはずっと思ってたんですよね。だから、しっかり確定診断つけられないから、グレーゾーンって言ってみるみたいな。で、今度その取られる保護者側も自閉症ではないんです、グレーゾーンって言われました、っていう方が結構いたんですね。でも、やっぱりグレーゾーンっていうのはその特性を持っているのだから、確定診断をちょっとこう医者にしても保護者にしてもこう逃げてる感じがすごくあったんですね。それが2013年になって初めてやっぱスペクトラムっていう概念になって。そこでああそういうことだよねって、そっからどんどん進んでいくと、「自閉症とか発達障害とかじゃない人はいないよね」って話になるんですけど、あくまでも「スペクトラムっていう考え方は連続体なので、どっからどこが正常、どっからどこが異常ってものではない」ってことなんですね。今度教育における発達障害、神経発達症ですね。これも1980年前は知的障害のお子さんだけがその支援の対象だったんです。けど、1969年に杉並区の堀之内小学校という堀内学級っていうのができて、ここが初めて情緒障害児の特殊学級なんですね。この子の時、この情緒障害児学級を作った経緯っていうのが、同じようにやっぱ「自閉症児は潜在的に高い能力があるので、治療教育で自閉症さえ改善すれば普通の子になるよ」って言って情緒障害児学級ができたんです。なので、「今の考え方ってやっぱりこの40年で本当に変わってるな」っていうのがお分かりになると思うんですけど、そんな時代もありました。1990年代になると発達障害っていうのが支援の対象になって、学習障害っていうのも出てくるんですね。私が医者になった時、学習障害って日本語にはあんまりないと言われていて。海外の例えばアルファベット圏だと、例えば「A」っていう文字を「apple」って言った時に、「あ」っていう発音をするし、「take」って書いた時には、「エイ」っていう発音するので、文字によって読み方が違うから、読み障害が出るんだ、っていうようなことを言われてた時期もあったんですね。ちょうど本当にトムクルーズさんとかが自分がそうだっていうことをカミングアウトした時に、そんな話があって。「日本語って平仮名があって「あ」としか読めないし、「う」も「う」しか読めないから、あんまりそういうのないんだよ」って言われてた時代もあったぐらいなんです。だから、ちょっと学習障害っていう考え方も今すごく変わっていて。でも、日本の教育の中でも、やっぱり漢字を覚えるとか英語を覚えるとかっていうと、なかなか今そういった特性の方は難しくなったりするんですね。こんなような発達障害に対する支援っていうのも1990年代2000年代になると変わってきます。で、さっきのDSM-4、DSM-5っていうのが改訂になりますけど、2012年にですね、こんな調査をあの文科省がしたんです。ちょうど12年前ですかね。これ当時ですね、かなりセンセーショナルな話題になったので、みなさんご存知の方もいらっしゃるかもしれないですけど、「普通学級に通っているつまり知的障害がないお子さんの6.55%が発達障害らしいよ」っていうのを文科省が急に出してきたんですよ。これは全国的な調査でしてるんですけど、この時に12年前にも私こうやって講演をしていた時に、「この数字って多いと思いますか?少ないと思いますか?」って言った時にやっぱり、「こんなに多いんだ」って当時聞いてくださった方たちが言ってたんですけど、私たち専門家からすると、「え?こんなに少ない?」っていうちょっとこう解離があったんですよね。で、その時にもやっぱり12年前ですけど「いや30%ぐらいはいるんじゃない?40%もいるぐらいじゃない?その特性持っててグレーゾーンって言われてる人たち入れると」なんていうことを言っていたんです。で、これも記憶にあるかもしれません。2022年、10年後にまた同じ調査を文科省がしてくれて。今度8.8に増えてるんですね。これはなんでかって言うと、ただ1つ注意しなきゃいけないのは、これ回答してるのが学校の先生なので学校の先生が発達障害だと思うっていう子ども達のパーセンテージなんですね。だから、実際に診断をされたりとかっていうその方ではなかったりとか。いわゆる「学校の先生の意識レベルが上がったから増えた」っていう考え方もあるし。「こういうスペクトラムっていう考え方がこう浸透したから出て増えた」っていう考え方もとにかくありましたね。なので、「この10年間で増加している原因っていうのが、そういう意味では診断基準の少し考え方だったり、社会の受け入れる問題っていうのが影響があるのかな」なんていう風に思います。  一番、今日、発達障害の話をするんだったら、このスライドが一番、あの、大切なのかなと思うんですけど、私これよく自分の外来で初めて来られる初診の患者さんたちに見せるスライドです。発達障害、神経発達症って4つありますね。知的障害っていうのはちょっと分けて考えますが、自閉スペクトラム症、ADHD、学習障害、発達性協調運動障害っていうのが出てきます。それぞれじゃどうやって診断するんですか、医療の中で。いろんな診断基準に関してMSPAっていうテストがあったりとか、WISC っていう知能検査を取ったりとか、PARSっていう聞き取りの調査があったりとか。いろんな検査がありますけど、その中で診断基準としては、自閉症っていうのは社会性とコミュニケーションの問題があって、新しいことに対する抵抗、こだわり感覚の問題があるよっていうDSM-5になった時に新しくいろいろなったんです。昔は感覚っていうのも入ってなかったんですけど、DSM-5になって入ったんですね。これってどこのあのホームページだったりインターネットだったら今はもう障害で調べればいくらでもこう出てくると思うんですけど、この中でやっぱ私が自閉症を一言で言うとしたら、何かって言ったらやっぱイマジネーションの問題なんですね。ソーシャルイマジネーションが悪い、社会的なイマジネーション、想像性が悪いので相手がどういう風に思っているのかとか、自分が何かをした時に何かが次起こるんだけど、それがイメージすることが苦手な人たちなんですよね。だから、すごくこだわりもこだわるし、秩序性も高いしっていう考え方。例えばですね、「自動販売機に今まで見たことのないなんかジュースが売ってるとするじゃないですか。まずそうなジュースなんだけど、それを買ってみれるかどうかっていうのって自閉気質かどうかな」って私は思うんですけど、やっぱりそこで柔軟性に「もしかしたら美味しいかもしれないよね」って思っても、「見た目まずそうだけど美味しそうかもしれない、飲んだら美味しいかもしれない」って思えるかどうかって、やっぱイマジネーションだと思うんです。だけど、やっぱり自閉のお子さんってそこが「きっとまずいに違いない」とかもうこれに「ここの自動販売機ではこれしか美味しくないはずである」とかそういうところがやっぱりこだわりにつながっていくんですね。ただ、じゃあ新しい新作のジュースを買うのが正常で、買わないのが異常かって言うとそこもまた悩ましいところなんですね。「確かにそういった柔軟性も必要だけど、そういう意味では固執性も必要だよね」って考えると、何が正解なのかってのが分からないですね。あとやっぱり自閉症の特徴だなって思うのは、段取り通りじゃないと気持ち悪いから、ちょっとでもこう何か予期せぬことが起こると、そうやっぱりこう「え」って言って1から戻らなきゃ気が済まないとか。そういう人ってやっぱり周りにもたくさんいると思うんです、働いてても。だから、なんか別に「それはその気質だよね」っていう風に思えばよくて、「あの人柔軟性がないから仕事ができない」ではなくて、「じゃあそういう仕事の人にはどういう仕事の任せ方をすればいいのか」っていうことを考えてあげればいいわけですよね。あとは特徴で言うと、やっぱりこう例えばですね、アメリカとかだと裁判を起こす人ってのは自閉気質が強いと言われてるんですね。つまり、裁判っていうのは裁判官がジャッジメント黒か白かっていうジャッジメントをしてくれる。第三者が、それは間違ってる正しいっていうジャッジメントをしてもらわないと、いわゆるあやふやなよくわからないものっていうのが自閉症の人たち気持ち悪いんですね。だから、やっぱり「黒か白かしっかりとつけて欲しい」っていうのが、あの自閉症の人たちの特徴かなって思います。自閉症って言っちゃうと、なかなかですけど自閉気質って言ってもいいかもしれないです。それからADHDに関してはこれもよく3症ですね。衝動性、多動、不注意って言われますけど、その「衝動、多動、不注意」っていうのをじゃあ一言でADHDで示したら何かって言ったら、やっぱ「コントロールの問題だ」と私は思います。コントロールっていうのは、例えばこれで言うと、注意のコントロール、何に対して注意を向けたらいいのかとか、衝動のコントロール、あるいは動きに対するコントロール。さらにADHDの人って睡眠のコントロールも悪いし、感情の怒りのコントロールも悪いし。なので、こういったコントロールうまくいい塩梅にするっていうのが苦手なんですね。なので、「ADHDの特徴はもうコントロールの問題」っていう風に言っちゃうと分かりやすいかと思います。なので、ADHDの人はあとはやっぱりドーパミン系の脳みそ関与しているので、依存症になりやすいんですよねやっぱり。褒めれば木にも登るのがADHDなんですよね。ただし、怒られてもすぐに三歩歩いたら忘れるのもADHDだったりするので、いつまでも覚えてるのはASD的なところの自閉的なところがあるけど、三歩歩いたら忘れるもADHDだし、ちょっとでもおだてりゃ木に登っちゃうんだけど、うんともっともっとそういった欲求が欲しくなっちゃうっていうのもADHDなんですね。だから、やっぱり依存性、例えばゲーム依存であったりとか、大人で言ったらギャンブルとかアルコールとかそういったタバコとかそういう人たちは、ADHD的な気質を持ってらっしゃるのかなっていう風に思っています。学習障害さっきもちょっとお話ししましたけど、読み、書き計算とか、あと目の使い方と文字を音として捉えるっていうところのいわゆる認知機能の問題っていうのが学習障害の本質です。「知的障害と学習障害は別物だ」ということは、今日はちょっと学習障害の話はそこまで深くしないですけど、「知的障害ではない」っていうことが前提です、学習障害は。なので、この「いわゆる知的な知能は問題ないけれど、お勉強という読み書き計算っていうスキルのつまずきがある人たちを学習障害」という風に言います。なので、知能検査は問題ないけけど学習ができないっていう子たちは、普通級で静かに勉強に困ってるなんていう子もいるので、やっぱりそういう子たちは学習障害の診断は早くつけてあげた方が良かったりします。知能検査だけでは学習障害は分からないです。それからDCDも新しく入ってきましたが、発達性協調運動障害と言われています。不器用さんですね、いわゆる。協調運動が得意じゃなかったり、目の使い方がすごく不器用だったり、例えば追視させた時に頭も一緒に動いちゃうとか。そういうようなお子さんは、やっぱり目の使い方も不器用なので、学習にも影響が出ますし、手先不器用な子はお箸も上手じゃない上に鉛筆でうまく字が書けないので、小さいマス目に書けないので、なのでここを全部オーバーラップしてるんですよね。なので、これがいわゆる神経発達症で。だから昔はASDとADHDってDSM-4の時代は「ASDとADHDは同じ人間の中に存在しない」って言われた時期もありますし。なので、これが今は神経発達症って丸ってこういう形になってきます。「DCDに関してはボディイメージの問題」という風に言われています。    人の持つ能力を考えた時に、これも前のスライドと一緒で初診の方に見せるスライドなんですけど、私は「3つの能力っていうのを考えると分かりやすいかな」っていう風に思っています。1つ目が簡単にこう知能ですね、知能検査田中ビネー検査とかWISCとかありますけど、知能検査で測れる数字ですね。いわゆる言語的な知識であったりとか数の概念、記憶、空間、認知、知識って言われてるように、いわゆる学校のお勉強ができるかできないかっていうのは知能検査でみるんです。でも、ここに学習障害のスキルの問題があると、あたかも理解はできてるけど読み書きっていうスキルができないので、ちょっと点数が取れなかったりっていうところが、ちょっとこう落とし穴なんですけど、知的障害と学習障害、何度も言いますけど、違うものです。でも、知能っていうのは、いわゆるそのお勉強だけじゃなくていろいろな人生経験の中で学習することができるかどうかっていう、学習する力がどれぐらいあるかどうかっていうことを見ているのが知能と言われています。でもう1つが気質ですね。この気質っていうのは、ここ書きましたけど、社会性とかコミュニケーション、秩序性、柔軟性、集中する力、モチベーション、自己コントロールとかイマジネーションとかクリエイティブとか、あと時間感覚ですね。常識、衝動性。これって、例えばすごくいい大学を出て卒業して、良い企業に就職したのに、全然社会性のコミュニケーション能力が低いって方もいらっしゃるじゃないですか。やっぱり知能だけでコミュニケーション能力って測れないんですよね。一方で知能がそんなにこう良い大学も出て良い大学って言ったら変ですけど、その偏差値が高くない大学じゃなくても、すごくコミュニケーション能力に長けていて、アイディアマンで起業して、すごく立派になられるっていう方もいらっしゃるしなので、ちょっと知能の部分と気質の部分って実はちょっとこう違うもの。一応オーバーラップしてるのは、学習する力、知能が高いと、こうやってやったらいいんだっていう学習をする力があるので、気質も実は変えられるんですけど、生まれ持った気質っていうのも実はその知能とは別に私たち持ってます。それから身体能力ですね。後で感覚についてはちょっとお話はさせていただこうと思いますが、目の使い方についても後ほどお話しますが、いわゆる身体機能ボディイメージっていうところもひとつの持つ能力。「この3つの能力で考えた時に、青い知能っていうのは知的障害かどうかを見るもの、赤と紫が発達障害かどうかを見るものっていう風に考えると分かりやすいかな」という風に思います。なので、知能検査ってIQ85以上は正常でIQ74以下は知的障害っていう診断名がつくんですよね。なので、こう線引きがしっかりしてるんですよ。ただ、さっき私この中で障害の人ってちょっと冗談で言いましたけど、例えば今ここにいらっしゃる方のコミュニケーション能力が果たしてここの正常なのか境界なのか、障害なのかで、今日ちょっと手を上げてもらうことはしませんけれど、「ちょっと自分は境界域かな」って思われる方もいらっしゃるかもしれないし。「いやいや私は正常です」って言って手をあげるけど、隣の人が「いや正常じゃないよ」って思ってるかもしれなかったりとか。その感じ方って「自分は正常だと思ってるかもしれないけど、周りから見たら境界域だったり、障害域だったり」ってことは全然あるわけですよね。それは運動機能も一緒で。例えばですね、麻痺があるとか、例えば足の指が1つないとかそういったようなことなんですかね。一般的に障害と言われているものになりますけど。じゃあですね、DCDの協調運動障害を考えた時に、「5年生になって二重跳びができなかったら、障害かどうか」っていう話ですね。「逆上がりが5年生になってできなかったら、障害かどうか」。実は発達性協調運動障害っていう診断名が、病院に行ったらつくかもしれないですよね。みなさん障害だと思ってないかもしれないですけど、でも別に逆上がりとか二重跳びできなくても困ることはないので、みなさんあれだと思いますけど、そんなような形で「正常なのか障害なのか境界なのか、なかなか線引きって難しいんだよ」っていうお話です。なんで「障害なのか個性なのかさっきスペクトラムの話DSM-5になってスペクトラムっていう概念ができて、グレーゾーンっていう概念なくなったよ」ってお話をしたんですけど、結局「この障害なのか、個性なのかを分ける線は何かって考えた時に、この雲の中に入るのは私は社会適応だ」と思っています。この社会っていうのは、大人の社会であれば、会社であったりとかママ友であったりとか、あるいは家庭っていうのも小さな社会だし、子どもにとってみたらそれは学校であったり保育園であったり、またこれも家庭も小さな社会ですね。なので、やっぱりこう社会適応っていうことは周囲が変わってあげると個性なのか、障害なのかも変わっていくんですよ。だから担任の先生が、A先生だったら発達障害かもしれないけど、B先生になったら個性で済む子っていうのが出てくるわけですね、全く変わらなくても。ということをこの社会適応っていうのがすごく変わる。例えば、小学校の時は個性で済んでたものが、中学校に行ったらやっぱりこの社会が変わって発達障害っていう病名がつく子もいるかもしれないというような。「本当にファジーなものである」っていう考え方です。    そのような形で発達障害も今日でこの今ので、発達障害の大体の概論は終わったので、ちょっとだんだんみなさんお腹いっぱいになってるかもしれないですが、じゃあ「発達障害ですか?」とか思われた時に、1番初めに私たちの外来に来るので1番多い主訴ってのは、どうして病院にかかったかっていうのって言葉の遅れなんですよね。やっぱり小っちゃいお子さんの場合ですね、言葉の遅れで何か異常を感じて外来を受診するっていうことが多いんですけど、言葉の遅れを見た時に私たちは4つ考えます。まず1つ目はですね。赤ちゃんです、小っちゃいお子さんですね。難聴がないかどうかですね、言葉っていう音をちゃんと聞いて囁き声とか小さな音にも反応できて、できてるのか?それができていないから、さっきのこう発達のつまずきでどういう風に考えるかっていうのちょっと流れなんですけど、難聴がないかどうかをまず確認します。言葉が出ません。じゃあ発声はできるんですか?声は出ますか?言葉は出なくても声は出ますか?って言って、飲み込みとか嚥下の状況とかっていうのを考えます。これは普通に親御さんでも異常は気づくものなんですよね。じゃあ3つ目と4つ目なんですけど。言葉ってコミュニケーションのための道具なんですね、まずそこが大前提で。ちょっとブレイクタイムというか、「こんな日本猿ちゃんとチンパンジーで知能が高いのはどっちでしょう?」「どっちでしょう?同じ?違います。どっちだと思いますか?チンパンジー?どうしてチンパンジーだと思われました?」「志村けんで見た」って、どういうこと?どういうこと、どういうこと?志村けん、あ、テレビで。チンパンジーの知能が高いっていう、志村けん、ああ志村動物園。チンパンジーね。でも、日本猿と比べてました?比べてないですよね。もしかしたら、そうそう。でも、チンパンジーで正解なんです。なんでだと思います?これって思う人。細かい手の動きができる、近いです。正解は道具が使える猿だからです。道具が使えるっていうのが1つ知能を表すものなんですよね。なので、さっき言いました「言葉ってコミュニケーションのための道具なんです。」コミュニケーションのためで道具を使うっていうことは、まず3つ目が道具を使いこなせるのっていうのが言葉の遅れの3つ目の考え方ですね。つまり、「それだけの知能がありますか?」っていうことを見ないといけないですね。だから言葉というコミュニケーション道具をちゃんと理解して実用的に使いこなせるそれだけの知能がありますか?っていうのを言葉の遅れがある方にはまず考える。さっきのマイルストーンじゃないですけど、例えば生後3ヶ月になると、「バババー」って声が出たりとか、9ヶ月になると「ママァ」っていう音が出るようになる。1歳になると「バイバイ」っていう言が出たりとか1歳10ヶ月になると代名詞が使えるようになるんですねお子さんって。「あっちこっち」とか「ここ」とかっていう、いわゆる空間と言葉っていうのができてくるって、これ知能なんですよね。やっぱりこれぐらいの距離の場合は「あっち」だし、自分の近くだったら「こっち」だしっていう経験の中でのこう知能として「あっち」「こっち」を使えるってのが1歳10ヶ月。で、やっぱりこれがどうかっていうの1つのポイントでもあったりするんです。最後4つ目。言葉が遅れてるんですけどって言われたら、まずそもそも道具を使おうとしてるんですか?っていうところ。それがコミュニケーション能力なんですよね。だから、「他者とちゃんとコミュニケーションとして言葉という道具を使おうとしてますか?」っていうコミュニケーション能力っていうのを見ないといけないんですよ。コミュニケーションっていわゆるその言語的なバーバルコミュニケーションの他にもノンバーバルのコミュニケーションっていうのがあるわけですよね。ここに書いてありますけど、例えばノンバーバルのコミュニケーションってアイコンタクトであったりとか共感するとか、人見知りとか、人に対する興味とか、そういった人へのコミュニケーション70%か80%ノンバーバルコミュニケーションって占めるって言われてるんですけど。そもそも「言葉が遅い」って言ってる前の段階で、「ノンバーバルのコミュニケーションがちゃんと育ってるんですか?」っていうのを見ないといけないですね。だから、私たち言葉が出る前のお子さんたちに1番やっぱり見るのって、ノンバーバルのコミュニケーションですね。やっぱ人見知りが強すぎないか弱すぎないかもそうですし、そういった距離感とかそういったことを外来ですごく見ます。なので、言葉の数よりもまず前にノンバーバルのコミュニケーションがあるかどうか、それによってバーバルコミュニケーションが発達していくのかどうかっていうのを予期することができるわけですよね。保育園の先生とか多分そういう0歳児、1歳児さん見てる方はぜひそれを感じながらと思ってるんですけど。さっき言った「耳が聞こえてるか」、「言葉が発声することがあるのか」、「知的能力がどれぐらいあるのか」、あるいは「コミュニケーション能力があるのか」っていうのが言葉の遅れっていうことを見た時に、私たちが考えます。あと、こうインリアルアプローチっていうのがあって。これも後でスライドをお渡しするのでぜひこれも読んでいただけるといいかなと思いますけど。うちに言語聴覚士というSTさんという専門職いますけど、コミュニケーションの基礎的なところをやっぱりこう伸ばしてってあげるような役職になりますが、その人たちがいつもこのインリアルアプローチっていうのを結構使いながらやってますので、幼稚園とか保育園とかの先生たちはこういった言葉がけっていうのを、どういう風にすることでノンバーバルの部分からバーバルにつなげていくのかっていうのを考えてもらえると良いかなという風に思います。    なので、コミュニケーションの話をしましたが、『ひと』と『ひと』と『ひと』とっていうようにしました。私たち人間、ノンバーバルコミュニケーションや言葉という道具を使う生き物ですけど、まず自分自身に「自分を生み出す脳」っていうのを1人の脳みそは持ってるんですよね。今度2人になると「他者を取り込む」っていう2人「Between one and another」っていう、つまり「反応するっていう力」、1人の脳っていうのは「自分で自分自身を表現する」っていうことで。今度「みんなと」ってとなると、「社会の中でどうやって生きていくか」っていうのが『ひと』と『ひと』と『ひと』となんですけど。これは、ソーシャルリレーションっていう社会性の関係性で、これがまず1人の自分の自分自身を生み出す脳っていうのはエモーションがあったり、メモリーがあったり、判断する力があるんですね。今やってます映画で、インサイドヘッド。あれはもうまさに自分を生み出す脳みその物語。インサイドヘッドってご覧になられてますかね?ピクサーの。あれすごくよくできてて、「本当に1人が自分を生み出している、自分を作り上げていくっていう頭の中がよく描かれてるな」と思います。「喜びがいたり、悲しみがいたりっていう脳の中で色んなことをこう育てていく時にこう判断させていく」っていうような。あれこそまさに自分を生み出す脳なんですよね。今度2人でになると他者を取り込んでくるので、模倣、真似っこをしたりとか一緒に感じたり、シンクロナイズするっていう同調したりとか、それがいわゆる2人の脳みそなんですね。2人の関係性なので、このジョイントアテンションっていう共同注視、共同注意って言いますけど。2人が同じものと肩を並べて、1つの対象を見た時に、その相手とそれを共有するっていうことがジョイントアテンション。これがいわゆる自閉症であったりとか発達の一大ターニングポイントなんですよね。なので、こう人見知りとかもそうなんですけど、あともう1つやっぱり指差しっていうのがすごく大事で。指差しっていっぱい種類があるんです。ただ単に指差ししてますか?って結構小児科医は聞くだけなんですけど、指差しって何個か種類があるんですね。例えば1番初めに子どもが出る1歳前後に出てくるのは、「あれが欲しい」っていう指さしは、要求の指さしになるわけですね。でも、「あれが欲しい」っていうのは誰かに伝えているわけだから、ジョイントがアテンションされてるわけですよね。今度、応答の指差しっていうのは「ワンワンがいた」、「ワンワンワンワンがいる」、「飛行機、飛行機、飛行機が飛んでる」っていうのが、いわゆる応答性の指差しだし。それから、応答の指差しっていうのが絵本を見た時に、ワンワンどれって言った時に「これ」って答えられる指さしなんですね。なので、この指差しって自分から発信するものから言われたものに対する答える指差しまであって、最後の「そのワンワンどれ?」って言った時に、「これがワンワン」って答えれるっていう指差しが最終的に出ていれば、いろんな指差しって出てるよねっていうので、1歳6ヶ月健診ではそれを見るようにしているんです。だから、指差し、本当に注意、ジョイントのアテンションって言われている、まあ共同で見ることができることのチェック項目で、これは自閉症であったりとか、自閉症じゃないっていうところの一応チェック項目になっていきます。だからみんなと社会の中で生きるって、これが今度協力だったり、ジレンマだったり、ストレスっていうところになってくるんですね。これがいわゆる社会性ソーシャルのイマジネーションがどうかっていうところによって、いろいろいじめがあったりとか、協力し合っていろんなものするとか、あるいは競争するなんていうことができてくるので、私たちの脳みそって、そういう意味で「1人のいろんなものを作り出すものから、2人でやるもの、それから社会の中であるものっていう風にいろいろな脳みその使い方があるよ」っていうことです。  で、これ自閉症のあのチェックの項目の心の理論って言ってまあこれセオリーオブマインドってあの聞かれたことがあるかもしれないですけど、「相手の気持ちをどれぐらい理解しますか」っていう話なんですね。「サリーちゃんとアンちゃんの心の理論ってご存知ですか?」「知ってらっしゃる方…あ、ちょっと手を挙げてもらって…知らない方…。」じゃあちゃんと説明します。心の理論っていうのは、相手の気持ちをちゃんと見れるかどうかっていうチェックで、「一応自閉症のソーシャルイマジネーションがどれぐらいあるか」っていうのがチェックリストなんですね。一応2つ代表的なものがあって、「サリーとアンの課題っていうのが、サリーちゃんがいます、アンちゃんがいます。で、同じ部屋にいて、サリーちゃんはボールを持っていました。サリーちゃんがボールを持っていて、2つの箱が、2人の前にあるんですね。で、そのサリーちゃんが持っていたボールを1つの箱の中に入れます。で、サリーちゃんは入れたまま外に出ていきます。部屋の中にいなくなります。で、部屋に残ったアンちゃんが、この箱からボールを取り出して、1個の箱に入れ替えてしまいます。アンちゃんが外に出ていきます。サリーちゃんが戻ってきました。サリーちゃんはどっちの箱を開けますか?」っていうのがセオリーオブマインドです。つまり、みなさんの目の前でこのボールのやり取りっていうのは出てるんだけど、サリーちゃんは本来知らないはずですよねって。なのに、「帰ってきて、じゃあどっち開けると思う?」って言って、アンちゃんの開けた方にいれちゃうと、やっぱりそこってサリーちゃんの気持ちになれてないよねって。こう舞台に心を移せるかっていうところなんですけど。なので一応健常児だと3歳から5歳ぐらいでそういったことは発達していくと。で、もう1個のスマーティっていうのはマーブルチョコみたいな。スマーティっていうチョコがあるんですけど、誰もが見てもチョコが入ってるっていうのが分かるこう円形の筒があって。そのスマーティのチョコを子どもに見せて、「この中、何が入ってると思う?」って子どもに聞くと、子どもが「チョコ。マーブルチョコ」って答える。でも実はね、「この中には色鉛筆が入ってました。」「ああそうなんだ」で、じゃあ閉めます。「これをじゃあ今日お家に持って帰って、お父さんに『この中、何が入ってると思う?』って言ったらなんて答えると思う?」って言った時に、「色鉛筆と答えるのか、チョコと答えるのか」っていうところで、お父さんの気持ちに立てているか、立ててないかっていうのを調べるんですね。そういったのがちょっと一時期流行った自閉症かどうかっていう診断に使われたりとかするセオリーオブマインドっていう手法がありまして。で、スマーティの方がちょっと難しいと言われてます。結構自閉症のお子さんだと知的に問題なくても、8歳9歳とか10歳ぐらいまで今の問題、通過したり、通過しなかったりするんですね。やっぱ「そういう子たちはやっぱり人の気持ちに立つってことが難しいかな」なんていうことを言われていました。今でもこういう検査キットがあったりとかで、いくつかこういった心を舞台に移すっていうような検査をしたりします。  ソーシャルスキルトレーニングっていうのもさっき言いました。イマジネーションが悪いお子さんに質問ありましたけど、やっぱり人の気持ちが読めないお子さんに対して、じゃあどういうことをすればいいですかっていうのは、やっぱりこう人の気持ちを読むのが苦手なので、やっぱ丁寧に教えてってあげるっていうことが本当に大事。あと、声の大きさって書いてるんですけど、やっぱりこうADHDがあったりするとコントロールが上手じゃないので、すごく雑にいろんなことをこう、片付けが雑だったりとか、あるいは声がすごく大きくなって、なんか声のコントロールもあんまり上手じゃないんですよね。自分自身にフィードバックするのがあまり上手じゃないので、だからADHD的なことを特性として持ってるお子さんにも、やっぱソーシャルスキルトレーニングって必要かなと思うんですけど。例えば、「休み時間に教室で話す時どういう声でしますか?」「例えば5の声でします。」「じゃあ授業中に発表する時はどれぐらい?」「じゃ3ぐらいの声かな」とか。お楽しみ会でクイズの答えをグループで相談する時、「じゃ1だよね」とか。そういうような感じで、コントロールを可視化してあげたりパターン化してあげたりっていう練習をするっていうのも1つソーシャルスキルトレーニングです。あとは「満員電車の中で、席を譲る人と譲られる人と譲らない人と周りで見ている人にこうロールプレイングをして相手がどういう気持ちだったか」っていうのを話し合ったりとか、その場面、場面に応じてですね。こういうのと同じで、知ってる近所のおばちゃんにコンビニの前で会ったけど、全然スルーして歩いて走ってっちゃう子がいて、「じゃあおばちゃんの気持ち、どうだったかな」とか、「それを見ていた周りの人たちは、どう思ったかな」、なんていうのをちょっと言語化してフィードバックしてあげるっていうのがソーシャルスキルトレーニングですね。こういう本いっぱい出てるので、もちろん使われてる方多いと思いますけど。あと聞いて欲しくない時ね。これ漢字テストが返されて自分は100点だったけど、まあ100点じゃなかった子、点数が悪そうな子に対して「どうして、教えてよ」「うるさいな」って言った時に、どんな風に次郎君感じてるかなっていうのを選択肢で選ばせたりとか。表情どんな感じだったかなっていうのを考えさせたりとか、いわゆるそれがソーシャルスキルトレーニングと言われているものです。  さっき言った簡単にこの4つ覚えていただければですけど、イマジネーションの問題があってコントロールの問題があって認知機能の問題があって、ボディイメージの問題がある。だけど、「誰もがまあこの特性って持ってるよね」っていうところなんですが、さっきの「社会適応で個性にも障害にもなりますよ」って言った時に、私のところに来るのは、やっぱり行動的なものとか精神的な問題っていうところで外来を訪れる方が多いわけですね。    その時に、さっき言葉の遅れで4つって思いましたけど、話しましたけど、行動とか精神的な問題の背景がある方に対して、じゃあ何を考えるかというのがこの4つです。1つ目は本来の資質、それから前もお話しした環境的な部分、それは養育環境学習環境でこの養育環境っていうのはやっぱり両親と子どもの相互関係ってのもすごく重要です。で、あとは社会との関係とかさまざまなイベントっていうことが、問題の背景にあることがあるので、この子が、じゃあ、何か問題が出てきた時に、「この子の問題って何から来てるのかな」っていうのを考えながら、いつも外来をしています。で、外来に来たお子さんの行動や精神的な問題の背景で、この4つを私はよく感じ考えるようにしています。まず1つ目からですね、本来の資質。まこれは分かりやすいですね、さっき言ったあのイマジネーションの問題なのか、感覚過敏の問題なのかとか、注意の問題なのかとかっていうのを見ていく。で、この資質って言ったんですけど、さっきも言いました、「正常とか普通とか定型とか平均とか障害とか異常って一体どこで線引するんですか?」って話。で、「日本人ってやっぱり島国のせいか、アベレージ、平均がノーマルだと思ってるんですよね。だからノーアベレージは、アブノーマルだ」って思われがちなんですよね。だけど、海外の人なんてやっぱり例えばアメリカとかっやっぱ多国籍の感じなので、まあいろんな個性が、なんて言うんですかね、認められる。で、結構外来とかしていると、まあそういったまあ遺伝的な素因があるお母さんたちも多かったりするので、「自分はアメリカで留学してたんだけど、その時が1番私楽でした」っていうお母さんは大体ASDかADHDを持ってるなって思うんです。やっぱ向こう、「日本って1番発達障害が生きにくい国」って言われてるんですね。やっぱりこう阿吽の呼吸であったりとか、社会性とか、みんな一緒っていうのをすごく大事にするのでで。例えば授業でも、「こうでなければいけない」とかそういったことがあるので、結構海外留学してて、私やっぱりもう向こうにいた時国際結婚してる方が外来とか多いんですよね。だから、「お母さんもやっぱそういう特性あるんだね」とかっていう話をしたりもしますけど、だから向こうでそういった個性が認められるっていうようなことを経験すると、日本が窮屈に感じるっていう方もいらっしゃるようです。さっき資質の話をして、資質って生まれつきのものですよね。だから、私たち実は今「自閉症って3歳にならないと診断しちゃいけないっていう時代があった」って言ってるんですけど、みくりキッズくりにっくでは、1歳前からリスクファクターのあるお子さんたちをチェックして、早期の介入をするようにしています。もう6、7ヶ月健診、9、10ヶ月健診で例えば運動発達の仕方であったりとか、離乳食の進み方とか、コミュニケーション、ノンバーバルのコミュニケーションの状況とかで、あ、この子ちょっとやっぱり早期に介入してあげた方がいいなっていうお子さんには、さっき言った理学療法士とか作業療法士、言語聴覚士が早めに入るようにしています。おそらく、日本中どこ行っても経過観察しましょうとか3ヶ月後に来てねって言われることが多いと思うんですけど、やっぱりそれだけ早くに介入してあげてコミュニケーションのとり方を教えてあげたりとか。離乳食のやり方であったり、やっぱ親御さんがあんまりコミュニケーション上手じゃない方もいるんですね。子どもが一生懸命発信してるのに、拾えないお母さんとかがいると、「あ、こういう時にやっぱ拾ってあげてね」なんて話をすると親御さん自身がこうやっぱりうまく反応できるようになってくるので、子どもがやっぱり元々その相手をキャッチしづらい子なので、親御さんがやっぱりそこのキャッチを毎日してあげるっていうことで、かなり変わるんですよ、コミュニケーションって。やっぱりその遺伝的な素因を持っているASDの子が環境的な素因でしっかり整って親御さんがちゃんと反応してあげると、しっかりと学習していくっていうことがすごくやっぱり経験があるので、早くのうちに診断を待つのではなくて、リスクって言ったら変だけれど、やっぱりこう「つまずきそうだなっていう子には早く介入をしてあげるっていうことが重要かな」と思います。で、その資質のある乳児っていうのはやっぱりここにある、小っちゃいうちからなかなか寝ないとか、あと原始反射が強くてモロー反射が強すぎて、過敏であるとか、もちろん運動発達が遅いとか。3ヶ月の寝返りする子すごい多いんですよ。でも、さっきマイルストーンの話したんですけど、寝返りって普通は6ヶ月なんですね。なんで6ヶ月の子が3ヶ月で寝返りするっていうのが正常かどうかって思った時に、普通は寝返りって6ヶ月なんです。でも、3ヶ月で寝返りするってどう思われます?まあ結構保健師さんとかいらっしゃいますかね?乳幼児健診3、4ヶ月健診とかやってらっしゃる保健師さんとか結構最近みんな多いんですよね。正常だと思う人って言ったらなかなか手を挙げれないですよね。発達って量で見るんではなくて、やっぱ質で見ないといけないんですよね。縦抱き今すごい多くないですか?1ヶ月で縦抱きしてるの。結構街で見かけますよね。あれ、やっぱりずっと抱っこしてんですよ。で、お母さん早くから抱っこしててね、「なんで抱っこするんですか?」って、「泣かないからです」って言うわけ。「こうやって抱っこしてると泣かないから抱っこする」って言うんだけど。でもね、「赤ちゃんって、泣いてコミュニケーションを取るんですよ。」だからやっぱり下ろして泣いて、お母さんが駆け寄って大丈夫だよって言われている経験こそがコミュニケーションの第一歩なんだけど、今のお母さんって、言っちゃうと語弊になっちゃうけど、やっぱ泣かないように育てるっていうことだったりがあったり、やっぱりちゃんと寝るように育てるって言って、こうおくるみでぎゅってしたりとか、やっぱそうなると運動発達しないんですよね、赤ちゃんがね。なんかやっぱりそういった環境的なところで私は「二次的に発達障害もどきの人たちを作ってってるんじゃないかな」っていうのを少し感じます。あらって思いますよね。ありがとうございます、そのリアクション。だから、やっぱりすごくその子育てって環境も関係してくるっていうところ今の子本当でも。だからもしみなさん電車で縦抱きでこういう赤ちゃん見たら「ちょっと横抱きにしてあげたら?お耳なんで横についてるのかしら」ってちょっと声かけてあげてもらえます?やっぱりその泣かない子育てと動かない子育て、床に置かない子育て。床に置いてください。もう汚くても大丈夫。農場で育った子の方がアレルギー少ないんですから。ね、「確かに」って誰か言ってくれた。そうなんですよ。今、こんだけアレルギー疾患が多いのは、こんなに綺麗な環境で育ってるから全部異物なんですよ。だから私よりも上の世代なんてアレルギーなんていないですよね。私IgE8しかないですから。もう本当に、何でとその驚きますよね。もう本当に汚いとこで育ったなって、思うんですけど。でも、本当にそうで、やっぱり綺麗なところで育てるとか、綺麗な子育てをしようとするとか、美しくこう育てようと思うと、やっぱり子どもって、育っていかないっていう。ちょっと大変、もう1分過ぎちゃいました。ちょっとこんな風な思いが結構あって、乳児のうちからちゃんとそういうのを見てあげてほしいです。特に、保育園の先生とかいらっしゃったら、もう本当にそういう風なところ、やっぱりどういう環境で育ってあげるかで、泣いてもいいのよって。ぜひ言ってあげてほしいのと、縦抱きしたら、なんで耳が横についてんのかなって、ちょっとこう言ってあげて。言ってあげるといいかなって、ちょっと思うんですけど。でもね、本当に外来やってても横抱きで来る子いない。あの、横抱きで来る親御さんいないです。だから、やっぱり、それを、でも、こう時間がある時に、こう話しをするとみなさんこう抱っこ紐どうしようって言いながら、横抱きで帰っていくんですけど、なんかそれも申し訳ないなと思って。縦抱きも使っていいと思うんです。だから、場合によってだと思うんですね。もちろん両手が空くから、それ使ってあげていいんだけど。でも、「じゃあ縦抱きして、30分縦抱きしたんだったら、お家に帰ったらちゃんと床で遊ばせてあげてあげてね」って言ってあげればいいと思うんです。だからその育児グッズが悪いってわけではなくて、育児グッズが誰のために使われてるのかっていうのを考えてほしいという風に思ってます。ちょっと話がそれました。で、ま、そういった資質のある乳児ってのはでもあるんですよね。で、大体離乳食つまずいてる偏食のお子さんとか、食べないお子さんって何らかの発達障害の素因は必ずあると思ってもいいかもしれないですね。あと睡眠の問題があるお子さんも。これ本当に乳児のうちに気づいてあげれるかどうかで、本当に変わってきます。なので、これが障害です、障害じゃないですっていう話ではなくて、一歳でちゃんとやっぱりそういったところで、子育てをしていくと環境素因が変えていけるんですよね、っていう話をしたかったです。あと原始反射が残るとかねで、大人しいとか、大人しくてよく寝るんです、も、本当、心配してくださいって思うんです。もう泣いてなんぼです。でも、ギャーギャーって泣き過ぎちゃう子に関しては、じゃあどうしてギャーギャー泣くのかなって、やっぱりそこに対して、あの、親御さんがどういう反応してあげてるのかなっていうところを見てあげないと、やっぱりそこが問題になってきたりとかするので、そういう意味で、子育てってこの一歳までがすごく大事。生活リズムとか感覚とか粗大運動、社会性スキルもね。これ、ちょっとまた宣伝ですけど、みくりキッズくりにっくのなので、1歳前からやっぱり抱っこの仕方とか、離乳食のこととか、遊びのこととか、感覚のこととか、そんなことをあの外来で話すようにしています。こんな子育て勉強会みたいなことを、いろんな他職種でやっていて、1歳からなるべく早くに介入してあげるようにしてます。    2つ目が養育環境と親と子どもの相互の関係性、学習環境。あのさっき言った関係性ってやっぱりあって、それ誰が悪い悪くないって話ではなくて、やっぱ遺伝的なものもあるので、やっぱり発達障害的な特性を持ってる親御さんって、発達障害的な特性を持ってる方が多いっていうのは実際だと思うんです。それが別に、悪い悪くないではなくて、顔が似てるのと一緒で、あの背の丈が似てるのと一緒で、ま、そういったところで、考えていただければいいかなという風に思うんですけど、例えば、その養育環境の部分でやっぱり親御さんの、お母さんの方の過敏さがすごく強くて何でも先にやっちゃうっていうようなことって子どもの発達を妨げることもあるだろうし。なんで問題関係が、問題行動があるっていうその背景が見えなかったりとかっていうこともあるのでやっぱ親御さん自身もその子どもがも問題なのではなくて、もしかしたらやっぱり周りの問題っていうのも考えてあげるっていうことは必要かなと思います。あと学習環境は未学習、不足学習、誤学習。誤学習はよく覚えといてほしいのは、子どもたちって毎日毎日学習して、発達していくので、何でも学習するんですよ。いいことも悪いことも。だから誤った学習っていうのも、やっぱりどんどんしていくんですよね。例えば、分かりやすいのは、スーパーで欲しい物があって泣いて騒いだら、始めはダメって言われたのに買ってもらえた。そしたら、次、お子さんはどういう風にしますか?もっと大声で泣きます。それが誤学習なんですよね。やっぱり誤学習の積み重ねがされている。もちろん未学習とか不足学習の子もいますけど、やっぱ誤学習もすごく子どもたちってしやすいっていう状況の中で、やっぱりあの子どもに関わる私たちっていうのは、そういったところをしっかりと理解していかなきゃいけないかなって思います。さっきのその母子の相互関係、母子だけじゃないですけど、この相互関係って考えた時に、このアタッチメント理論っていうのがあります。これもなんかいろいろ載ってるので見ていただければ、あれですけど、ジョンボルビーっていう人が言ったのがアタッチメントって、なんか愛情とか愛着とかって、ま、愛着って言葉なんですけど、愛情と結構、混同されるんですけど、アタッチメントって、そもそもボルビーさんが言ったのは、ある生物個体が危機的な状況になった時に恐れとか不安が起こるわけですね。そういった時に特定の他の個体にくっつくっていうことがアタッチメントなんですね。なんで、不安を、自分が不安をした時に、不安を感じた時に、安全、安心のために相手にくっつくっていう、つまり生き物って生まれてすぐに1人歩きする昆虫とか、そういったものあの魚とかは、アタッチメントなくていいんですよね。だけど、やっぱり守られなきゃいけない1人で生きていけない哺乳類とか、鳥類とかはこういう写真使わせてもらってますけど、やっぱりあの守ってもらわなきゃいけないので不安が起こったらそのくっつく対象があるんですね。で、くっついて、安心感を得る不安解消のシステムっていうのがアタッチメント理論。で、自分の気持ちの、さっきの1人の脳みそが2人の脳みそになってその感情を制御するっていうのがアタッチメント理論ですよね。だけど自閉症のお子さんとかは、やっぱりこのアタッチメント理論が、アタッチメントがやっぱ育ちにくい。やっぱりこう他者によって安心させてもらうっていう経験がなかったりとか、抱っこを嫌がるとかそういったことがあるので、親子共にやっぱりそこがその関係し辛くなっちゃうので、やっぱり反応の薄い親御さんがいたりとか、反応が薄いお子さんがいると、やっぱりそこをうまく橋渡しして、アタッチメント作ってってあげるっていう周りの環境が必要になってくるんですね。これもあの安心感の輪って、見ていただけるとあのあると思うんで、また読んでいただけるといいと思うんですが。親御さんっていうのは、親御さんにしても、あの保育士さんにしても、大人は子どもたちにとって、安全な避難所でであって安心の基地であって。で、そこで安心の気持ちに切り替わったら、子どもは探索活動で発達を広げていくよっていうのが、安心感の輪なんですね。だから、それをうまくこれを使いながら、この輪をどんどんどんどん大きくしていくっていうことが、必要になってきます。だから、やっぱそれがちゃんとできてないと、例えば、もうすぐ靴を履かせるのも全部親がやってあげるとか、子どもが泣いたらすぐに抱っこするとか。そういったようなことで、もちろんアタッチメントって大事なんだけれど、やっぱり、子どもたちが発達、あの探索、それから「チャレンジしていく力っていうのが、やっぱり、あの、今の子育てって不足してるのかな」っていう風に思います。それは乳児とか、幼児だけではなくて、中学生になっても、私はそういうところがあるのかなっていう風に思うんですね。やっぱり、過保護って一言で言っちゃうとそうなっちゃうのかもしれないですけど、やっぱりもうちょっと子どもたちに冒険をさせてもいいし、公園に行ってもそうですよね。何か誰かが怪我したらすぐに柵が張られちゃうでしょう。でもドイツの知り合いの、遊具を作るドイツ人がいるんですけど、まあそこはノーリスクノーファンって言うんですよね。やっぱりリスクがなけりゃ面白くないでしょっていうような考え方って、結構、やっぱり、ヨーロッパはあって。でも、やっぱね、日本はちょっとなかなかそういうのもリスクマネージメントって言われると、何かあったらすぐに何かしようっていう風になっちゃうので。やっぱ、怪我して覚えることってのもね、あるから、なんかそういうのも、ま、そういうのも大人としてどうやって見守っていくかっていうところはあるのかな、と思うんですけど、やっぱ安心感がどんどんどんどん広がるようなことを、乳幼児の時期はしなきゃいけないかなと思います。幼児さんは、こんな感じですぐ障害とかだとこういったことが出てくるんですけど、今度ハサミが握れないとかっていう巧緻性のところから、すぐ怒るとか、すぐ怒鳴るとかって癇癪ですね。癇癪の質問もありましたけど。幼児さんはここですよね、粗大運動、巧緻性、言語コミュニケーション、あと感情のコントロールっていうのがやっぱり幼児さんになってくるとやっぱり「我慢するとか一等賞じゃなきゃ嫌」とかってねそういうのも出てくるけど。「じゃあ一等賞じゃなかったらどうなの」っていう話を、やっぱりイマジネーションが弱いので「一等賞がマルで二等賞はバツではない」っていうことを、やっぱり伝えてってあげるっていうこともソーシャルスキルなのかなと思います。こういったことをやっぱ乳児、幼児のうちにやっていないと、やっぱり学校に上がってから、じゃあやろうってなってくると、やっぱその積み重ねがないので、やっぱり、そこでいきなり集団生活で困る、みたいなことであったり、後でちょっと思春期が出てきますけど、社会的な問題っていうところにつながっていくのかなと思います。今日ちょっと就学の話をしようと思ったんですけど、就学に関しては、あの就学相談とかもご存知方も多いと思うので、あの後でプリントで見てみてください。就学って小学校に入ることであのちゃんと就学義務っていうのが決まっています。でちょっと流しますけど就学相談って障害とか課題のある子どもが適切な教育を受けるために行政行為として就学相談っていうのをやっていて。私も就学相談委員です、世田谷区の。こういうお子さんたちをどういう風に障害の種類だったり程度だったり、本人の状態とか保護者のニーズっていうのもありますけど、そういったところで就学先を決定していくかっていうのが4月から始まるんですね。来年の就学に向けて。児童の様子をちゃんとあの観察して、第三者的にどこどこに就学を振り分けていくっていうところが就学相談です。まあ特別支援学校っていうのと特別支援学級っていうのがあります。特別支援学校は都立ですね。都が運営してます。特別支援学級っていうのは固定学級で、7〜8人に1人担任がつくような形。で、世田谷区で言うと知的障害とか肢体不自由、それから令和3年から情緒障害の特別級っていうのがあのできてます。5校ありますね。これも世田谷区のホームページに載ってるのでご興味あれば、私あのプリント後で配りますので。通級指導っていうのもスマイルルームっていうのは各校にできているので、ただこの各校にスマイルルームできているんですけど、通級指導ですね。知的には問題ないけどソーシャルスキルを教えてくれる学校なんですけど、今、世田谷区だと一応公にはしてないですけど、1年から2年、期間を決めてやっていかないとっていうぐらい、今、状況としては結構切羽詰まっているというか、希望者が多くて。ですねっていうような状況でやっていて、他の区、品川区とかあの大田区とかの患者さんも結構来るんですけど、やっぱ区によっては、本当にもう1年だけっていうので、その1年間のスマイルルームを何年生で使うかっていうので、結構相談を受けたりとかっていうのもしますね。1年生のうちから使った方がいいのか、5年生ぐらいで困ってから使うのかとか、ま、そんなのを相談も受けます。就学相談の、就学相談の流れも区のホームページに載ってるので、1つ申し込みした時に最近の家庭における我が子の状況っていうのを親御さん書かなきゃいけないんです。ちょっとこう流れは専門委員会、就学支援委員会ですけど、こういった専門委員会から就学支援委員会とか、これはあります。東京都の特別支援学校に引き継いだりとかってあるんですけど、この家庭の我が子の状況っていうのは就学の時にチェックリストとしてこれもあの普通に後でお配りするので、ゆっくり見といていただければいいんですけど。「小学校を入る時にまでに整えといた方がいいことって何ですか」っていう質問があったのでそれに対してちょっとこうお答えをしてるんですけど、一応これがチェックリストでされるんです。だから、小学校に上がるまでにこういったことができてるかっていうのは、やっぱり、あの、数への興味とか遊びとかっていう形で言われていますね。あとは就学相談で私が外来でよく聞かれることで、うちの子は普通級で行けるのか?とか、支援学校、支援級、普通級の判定基準どこか?とか。ちょっと1つずつ言うと。うちの子は普通級に行けるかどうかは、親御さんが支援が欲しいかどうかで就学相談はするものなので、もう普通級に行けるかどうかよりかは、支援級に行くための判断が就学相談なので、支援が最初からいりませんって言っていれば、就学相談を受けないで普通級に行くってこともできるわけですよね。つまり、支援級に行くことの方がなんていうかみなさんその「就学相談って普通級に行く切符」って思って、切符をもらいに行くって思ってるんだけど、就学相談って逆で、支援級に行くとか、支援学校に行くための切符をもらいに行くところなんですよね。だから、支援級の判定が出ている子は普通級に行けるけど、普通級の判定が出ている子は支援級に行けないっていうことです。分かりますか?なので、だから普通級に行けるかどうかは実は就学相談が決めることではなかったりするんですよね。だから、その判断を受ける。だから、40人のクラスに1人の担任がしかつかない普通級と7〜8人の人に1人の担任がつく、2〜3人に1人の担任がつく支援学校っていうことを考えると、税金のかけ方が違うわけですよね。だから、それだけの支援をどれだけ欲しいかっていうところで、あの就学相談っていうのは決めていくところなので、さっき言った支援級の判定が出ている子は普通級に行けます。だけど、通級は使えません。支援級の判定が出ているから。普通級の判定が出ている子しか通級は使えないっていうのが決まりになってますね。なので、判断基準はそういう意味ではIQテスト、今、田中ビネーで世田谷区は取ることが多いですけど、品川区とかだとWISC だったりとか、品川区は多分WISC なんか。区によってもその持ってくるところが違ったりします。通級を使いたいと思ってるんだったら、その就学相談で支援が欲しいっていうことを手を上げるし、就学相談の判定は絶対に従わなくてもいいんですよね。だけど、普通級の判定が出てる方が支援級は使えないっていうルールはあるかと思います。途中でクラスの変更もできます。あの実際に支援級から普通級に上がった子もいるし、普通級からもちろん支援級とか通級使うってこともあるので、クラスの変更もできます。普通級は友達がたくさんいて引っ張ってもらえるし、支援級だと刺激が少ないとか、いろいろ一長一短はありますし、「私立の学校もどう考えますか」ってよく聞かれるんですけど、私立の学校はそういう意味では校風が一定な部分はあるかなとは思いますけれど、その私立の学校ってやっぱり縁もあるので、ご縁もあるので、私立の学校、小学校だけとかっていう風にね、中学校だけとか、って考えられてる方にはやっぱりその支援が通級とか支援級とかの支援対象ではなくなってしまうので、そういった時にどういう風に考えるかっていうことを私立の学校を選択する方にはお話ししたりします。新版K式、田中ビネー、WISC 検査の違い。新版K式っていうのは、発達検査なので知能検査ではないんですね。田中ビネーとWISC っていうのが知能検査なので、就学相談でよく使われます。たださっきも言ったように、学習障害を知能検査って拾えないんですね。だから、知的障害がないっていう風に知能検査で見られても、実は学習のスキル、さっきのラーニングのスキル、LDと言われている読み書きのスキルがついていけてない子は知能検査で問題なくても学校に上がった後、学習に困るっていうことはあるかと思います。あと手帳も。「手帳は本当にまあ使いたければ使えばいいし、取れれば取れるで、いいんじゃないかな」という風によくお話をしています。「取っても使わないっていう選択もできるので、持っててもいい人は持ってたらいいかな」っていう風に思います。あくまでも私見ですけど、学ぶ機会を逸しないっていうことと、さっきのいろんなね、「普通級と支援級の差ってありますか」って言ったけど、やっぱメリットデメリットどこでもあるし。あと就学決定ってやっぱり判定してるのは人間なので、何人かでやりますけど、やっぱ意見が割れこともすごい多いんですよね。だから、そのために「絶対ではない」っていうことと「誰のための教育で誰が通うんですか」っていうことはやっぱり考えながら、子どもの自尊心、モチベーション、やる気、あともちろん教員との相性とか。あとね、行政的な都合とかもあったりとかもする。自治体によってやっぱ支援の差が相当違いますね。世田谷区だけじゃなくて神奈川とかそういうこと、他区からも結構うちには来ますけど、やっぱり全然行政によって違うので、「かなり行政の差ってあるんだな」っていうのは思いますし、親御さんによっては、「ここの区がいいから」って言ってわざわざ就学のために引っ越される方もいるぐらい、やっぱりその差っていうのはあるのかなと思います。あとスクールカウンセラーとかそういったのをしっかりと使ってもらえるといいかなという風に思います。最近の課題は、通級が何年という縛りがあったりとか、いつまでっていうのもあったりします。なので、就学までに大切にして欲しいことって初就学の時に聞かれるいくつかもあるんですけど、私はこの7つがみくりキッズくりにっくとしても大事にしてることかなという風に思います。ボディイメージですね、やっぱり。6歳までは、あんまりこう文字とかなんとかってやるよりも、まず体をしっかりと整えてあげる、自分の体がどうやって動いてるのかっていうことを、やっぱり理解してあげるっていうことが、本当に6歳までが、本当に運動のなんかこうベースとして、運動だけじゃないですけど、やっぱりベースになるものかなという風に思います。だから、さっきのハイハイとか寝返りの時期とか、やっぱり1歳前の運動っていうのも、やっぱり後々の目の使い方とか、ボディイメージに相当影響してくるので、やっぱり1歳の子どもたちの運動発達っていうのをすごく大事にしてあげた方がいいっていうのはここにも出てきます。あと、道具の操作、ハサミとかですね、あとお箸、鉛筆とか、音韻認知ってのは音を捉えて、例えば、しりとり遊びとか逆さ言葉遊びとか、そういったことはやっぱり年長さんぐらいの時にはしっかりとやって、音と音の数、例えば、リンゴって言ったら3つの音でできてるよねとか、あるいは、逆さに言ったらゴンリになるよねとか、そのリンゴがいくつの音でどういう風な組成でできているのかっていうことを理解してってあげるとのいいかなという風に思います。これが学習にもつながっていくのと、あとやっぱ聞く構えを作るとか、困った時に手を上げて発言ができるとか、そういったようなことはすごく重要かなと思いますし、あと勝ち負けとかルールとかっていうところは、年長さんのうちからしっかりとやっていってあげた方がいいなと日常生活動作、まぁね、トイレにちゃんと1人で行けるかとかもですね。自尊心ももちろんそうですね。大切にして欲しいことでのこの7つを私は意識してます。バランスの悪い子、これ出ましたけど、その運動神経の部分って、ここでちょっと感覚の話をしようかと思うんですが、感覚って7つあります。聴覚、味覚、嗅覚、触覚、視覚っていう5つの感覚と、あと前庭覚、固有覚っていう2つの感覚。全部で7つの感覚で分けると分かりやすいかなと思うんですけど、固有覚って筋肉とかから関節とかから入ってくる力加減です。前庭覚はバランスです。それからこの力加減とかバランスとか、触覚、触った感覚とかっていうところで私たちはボディイメージっていうのを作るんですね。ボディイメージって何かって言うと自分の体がどれくらいの大きさで、どれくらいの力でどうやって動くのかっていうことがボディイメージです。やっぱりこのボディイメージを小学校上がるまでにはしっかりと鍛えてってあげた方が良くて、さらにその視覚とか聴覚、味覚、嗅覚、触覚っていうのがアンテナになって、ボディイメージを支えてくれるっていう風になっていきます。感覚ってすごく面白くて、やっぱ感覚って自分しかわかんないですよね。聴覚、味覚、嗅覚、触覚。で、感覚の問題があるって意識してる方はどれぐらいいらっしゃるか分からないんですけど、感覚のキャパシティって脳みその中に決まってるんですよ。例えば聴覚過敏って、よく聞くと思うんですけど、聴覚過敏のキャパシティってこう決まってて。例えばですね、黒板を爪で引っかく音ってみんな嫌だなって思うじゃないですか?あれはほとんどの人の脳みそのキャパシティを超えてる音刺激なんですよね。なので、嫌だなって思うものに関しては、ま、聴覚過敏っていう言い方をして、私たち拒否するんですよね。嫌だなって。なんだけど、例えば、自閉症のお子さんとかで言う聴覚過敏とかで言うと、普通の人が平気な、例えば、サイレンの音とか掃除機の音とか赤ちゃんの音っていうのも黒板の爪で引っかく音のように感じるぐらいのキャパシティしかない。なので、普通の人が大丈夫なものが、すごくそこに過敏に感じてしまったりとかするわけですね。一方で、鈍感な部分っていうのは、例えば、歯科麻酔を私たち打ったら、すごく触覚が鈍感になるじゃないですか。そうすると、なんとなくこうやって触りたくなる。それがいわゆる感覚鈍麻の、感覚鈍感の状況なんですよね。その場合には、やっぱ自己刺激入れるんですよね。ここに覚醒レベルって書いてあんですけど、自己刺激を入れることによって、覚醒、頭の覚醒が上がるんですよ。だから、うんと、貧乏ゆすりとか爪かみって、固有覚の自己刺激なんですけど、やっぱりこうやって、みなさん、今、あんまり貧乏ゆすりしてる方もいらっしゃらないし、爪かみしてる方もいらっしゃらないけど、そういう方が授業中にいたら、あ、この子一生懸命覚醒レベル上げて、私の話、聞いてくれようとしてるんだなって思うんですね。爪かみしてるとか。で、一生懸命その中で自分の中でこう覚醒レベルを上げて自己刺激を入れてあげてる。だからその感覚の領域ってやっぱり目に見えないので。私はもともと触覚過敏があるってこと、気づいてなかったんですけど、子どもが生まれてハンバーグを作るのがすごい嫌で。なんかやっぱぐちゃぐちゃしてるのがやだって。それって泥団子作るのも嫌だとか。だから、すごい触覚過敏が自分にあったんだなっていうのも気づきますし、なんかこう自分が集中したい時に、音刺激があることによって、なんかその集中がそがれちゃうなとかっていうような過敏さもありますし。面白いことに、好きな人に触られたらいいけど、嫌いな人に触られたらやだっていうように、感情とか、覚醒レベルとか、。その時のなんて言うの、疲れとかそういうのも感覚の閾値って影響してくるので、なんかイライラしやすい時にそういった刺激が入ると、余計イライラしやすかったりとかって言って、感覚の閾値っていうのもすごく変わるんですね。覚醒のレベルとかに、っていうのが、感情にもって。だから、その感覚ってすごく面白いなっていう風に思いますし、なんかその感覚っていう視点からいろんな子どもたちのことを考えるとああそうなんだって思います。ドローイングアンマンテストっていうのがあって、ボディイメージ、ボディイメージって言ってるんですけど、aちょっと見えにくいですけど、3歳は頭から足が出てますね。5歳になると手足が出てきて、6歳になるとウインクしたりとか、指が分離して、こうやって描くわけですよ。1枚の紙に人間の体、描いてっていう風に子どもたちに言うんですね。で、こうやって3歳から6歳までDAMテストってするんだけど、これがいわゆる自分のボディイメージって思ったらいいと思うんです、子どもたちの。6歳で就学する時に棒人間を描いてる子はボディイメージが悪いと思った方がいいですね。それは就学後もそういう子がいるかもしれないけど、やっぱり自分の体をイメージするから、首があるし、指があるし、眉毛があるし、耳があるんですよね。でもそれが棒人間でしか描けない子っていうのは、やっぱりボディイメージが悪いので、やっぱり自分の体をうまく使いこなしていなかったりとか、感覚がちゃんと入力されてていうことのリスクでもあります。    あとは3番目。社会との関係性。ここにね、今度、就学っていうのが入ってきて、先生との相性とか、女子同士、男子同士とか、アイデンティティとか、いろんなことが出きてきます。今、流行ってる壁のない教室とか机や椅子の配置とかもなんかいろいろになったりとか。まあ日本ってさっき言ったように飛び級も落第もできないから、みんなが同じレベルでこうやっていかなきゃいけないってとかあるんですよね。言われたことも一緒にやらなきゃいけないとかっていうことがあると、特性ある学童、こう、ちょっと、だんだん、こう、いろんなことが、問題として出てくるので、字が小さくなっちゃいますけど、じっとしていられないとか、板書が写せないとか、いつも揺れてる、忘れ物が、あとチック症が出てきたりとか爪かみ、貧乏ゆすりとか、音読苦手とか、学習のことも出てくるわけですよね。で、あと課題、最後までやり遂げられないと。今度、学童になってくるといろいろ問題になってきて、今度やっぱ学習スキルとか神経習癖って、これはチックとか吃音とか夜尿症とかそういったことが出てくるわけですね。こういうやっぱり症状を持っているお子さんって、やっぱりベースに少なからず発達障害の特性持ってるなっていうのは感じます。やっぱりチックであったり、それが困ってなければ、別に発達障害じゃなくていいと思うんですけど、さっきのあの線引で書いてあった通りで。なんですけど、やっぱ特性として持ってる子たちがそのチックであったりとか吃音であったりとか、そういったことは出やすいなと思います。夜尿が続いてる子もそうですね。9っていうのを、最後、ちょっとあのあれですけど。9っていう数字で、小学校から中学校ってやっぱ人生の中で1番試練の9年間かなって思うんです。9歳から、私たちはアイデンティティを作り始めるんですね。やっぱり、この9歳から20歳の12年間、ま、だから小学校3〜4年生ぐらいから20歳までの間に、私たちアイデンティティって自分が何者で社会のために、どうやって貢献していくのかとか、社会の一員としてどうやって生きていくのかって見るんですけど、このアイデンティティを作り始める9歳っていうのが、いわゆる9歳の壁っていうものなんですね。小学生の転換期です。で、9歳の壁ってよく言われますが、学校の勉強がすごい変わる時期ですね。思考も変わっていく時期です。なので、例えば国語が話し言葉から書き言葉って、具体的なものから抽象的なものになったり、算数は暗記から理論とか、相互関係とか、今まで数字で分かるぐらいだったものが、今度、比が出てきたりとか、抽象的になってくるんですよね。自分のこう頭の脳みその中で、例えば1から10だったらある程度イメージできるけど、ただ何万とか何億ってイメージができないようなものも出てくるので、やっぱりそういった抽象的なものっていう概念が9歳で転換されるんです。だから、みんな学習のつまずきってここが1番大きいと。理科と社会も教科学習になるんですね。なので、やっぱり学習の思考がこう変わってくる時っていうのが、やっぱりそのアイデンティティを作り始める時期でもあったりするので、やっぱりそこの環境っていうところも考えてってあげないといけないかなと思います。OTから見た9歳のつまずきって、作業療法っていう手先とあの巧緻性を見たりとかって運動の方の先生がいますけれども、この人たちから見た9歳のつまずきって、やっぱり、なんかこう、習字でつまずく子がいたりとか、コンパス、定規っていうのをつまずく子とリコーダー、大縄、長縄で、結構つまずくっていう小学生になってくることが多いです。感覚の話と、そうですけど、これも学習障害にも影響してくるんですけど、まあ目の運動神経ですね。視知覚、見る力ではなく、視る力なんですけど、目で見た情報を頭の脳みそがどうやって捉えるか、立体的に見るかとか、形として捉えるか、っていうところで、目を動かす力もそうだし、頭の中で形をイメージするとかで。あとはさっき言ったボディイメージも入ってくるとイメージした通りにちゃんと体を動かせるっていうのが目の使い方で出てくる。ビジョントレーニングとかってね、聞いたことあると思いますけど、ビジョントレーニングはこの視知覚に影響するんですね。やっぱり勉強するために字を読んだり書いたりとか、運動する時にかなりこの視知覚っていうのは大事になってきます。学習のベースとしてはすごく大事。視線計測装置っていうのを私たち使っていて、これは赤ちゃんですけど、お子さんの目線を見るんですが、例えば、文章を読ませて、文章を画面に出して、その視線を追っていってこう読み書きのチェックをしたりするんですね。そうするとやっぱり目があっちこっち行ったりしてて実際読めてるのがなんでこう読めてないのかとか、改行の時にどういう目の動きをするのかっていうのを検査したりとか。あとは筆圧計と言われていますが、こうやってなぞり書きをした時に、トレースコーダーって言うんですが、どこで、丁寧に書いた時と早く書いた時っていうので、こう比べてみて、どういったところで、下方に、あの下の方にこうやる時にこう形がずれやすいよとか、そういったのを結構デジタライズして学習障害っていうのもチェックするように最近はしています。これはちょっとみくりキッズくりにっくではなくて1番最初にお話しした自費のところで実際にやってますが、あの保険診療の中では到底これはできないので、こんな形で医療が関わりながら学習障害っていうものの診断も早くからつけてあげて、何に対して困ってるのかっていうところを積極的に見るようにしています。あとST、言語聴覚士から見た9歳のつまずきとしては、言葉の先生ですね。さっきコミュニケーションとか、やり取りとかって、お話しましたけど、やっぱりさっき言った論理的な思考が9歳になってくると出てくるね。それから、認知スタイル、友人関係、コミュニケーション。あのガールズトークっていうのが9歳ぐらい、もっと前から本当は始まるんですけど、女の子同士のコミュニケーションって、本当に複雑なので、やっぱりそこでつまずいてASDって診断されちゃうような子も結構いるわけですね。今までそんなに問題行動とかもなかったのに、やっぱり実際にガールズトークが始まってみると、うまくいかないっていうような子も結構多いので、女の子のASDはちょっと遅く発見というか、診断がつく子もいます。認知スタイルと学習方法は、またちょっと機会があったら、認知特性についてもお話しする機会があると嬉しいなと思いますが、本田式認知特性研究所っていうのを、私やっていて、さっきちょっと視覚が得意な子はブロックが得意だよとかっていう風な話をしましたけど、私はちょっと言語的な人なんですね。なので、やっぱりロジカルに物事を考えてロジカルに、こう、いろいろ言うんですけど、うちの夫はデザイナーなんですね。彼はやっぱり言語的なところよりも視覚的なところがすごく強くて、やっぱりすごく感覚的なんですね。イメージャーだから、やっぱり、こう、やり取りしていても彼は頭の中のイメージはあるけど、それを言語化することがあんまり得意じゃないので、なんか話がうまくこう伝わらなかったりとか、私は言語的なところだけど彼のイメージが頭に入らなかったりとかっていうので、それぞれの認知のスタイルって、それぞれ持ってるんですね。だから、これってフロリダ大学に入学した学生さんたちって、これをみんな見せられて、自分の認知スタイルと学習方法をちゃんと見た上でゼミを選びなさいって言われるそうなんです。だから、これが、うんと、言語的にいろんな物事を処理するんだったら、このゼミがいいよとか、こういうレポートが中心なところがいいし、あるいはイメージャーの人は、こういう風なものがいいよっていうようなことと、あるいはあの全体論的とか分析的とかっていうので、それぞれに分けて、ゼミを決めるなんていう話を聞きました。これが同時処理、継次処理ってよく言われているもので、まるっと全体像から見て、これがあるからAとBとCとDがあって、その関係性を説明するっていう同時処理って、やっぱ視覚的なパッと一瞬で入る情報の処理の方が得意な人っていうのは同時処理だったり、私みたく言語的な人っていうのは、AがあってBがあってCがあってDがあるから全体でこうなっているんだよねっていうような感じで、認知スタイルによって情報の処理って違うんですよね。だからそれが9歳になってくると、そういったいわゆるそのロジカルな部分であったり、論理思考っていうのが出てきた時に、やっぱりつまずく子達っていうのが出てくる。同時処理の人たちは、やっぱり学校の先生が継次処理だと、同時処理の子どもたちってやっぱりあぶれちゃうんですよね、小学校のその授業の中で。だって、最初からAからBがあって、CがあってDがあって、とやってるうちになんだかよくわかんなくなっちゃったみたいな、なっちゃうので。それだったら最初にこういうことがあってね、大枠はこうなんだよ、今からこれ説明するよ、だから、これとAとBとCがあるんだよっていう話だったら分かる子もいるんですよね。だけど、それを学校の先生のスタイルで、AがあってBがあってCがあってDがあってやりながら、なんでわかんないのってなっちゃうわけですね。だから、やっぱり学校の先生もきちんと認知スタイルっていう子どもたちがいろんな特性の子があるっていうことを知った上で授業を進めてもらわないと、社会適応は、A先生の時には発達障害、学習障害って、あるかもしれないけど、B先生の時には違うとかっていうことにもなりうるっていうところになってくるんですね。ガールズトークの話で、こんなのがあって、5歳の女の子だったんです。ASDじゃないって、私が3人目の医者で、外来に来たんですけど、お母さんがうちの子はどうしてもちょっとなんかこうコミュニケーションがうまくいかないっていうんです。でも、前2人のドクターは、この子は自閉症じゃないよって言われたんだけど、私はどうしてもって言って私のところに来たんですね。私は大体待合室で見て、3階に診察室があるので、3階まで連れて行く間に大体当たりをつけるんです。この子はちょっと発達障害だなとか、特性強いなとか、特性あんまり強くないかなとかっていうのを見ながら3階まで行くんですけど、その中で彼女あんまりこの子はそんな感じもしないな、確かにって思ってたんです。話を進めていくと知的にも5歳のもうちょっと上のお子さんだったのですけど、その子に聞きました。好きな食べ物、何?って、その子、イチゴって答えたんです。じゃ、嫌いな食べ物何なの?トマト。そうか、私が、両方とも赤いのにねって言ったんです。そしたら彼女は何をしたかと言うと、ほっぺたを抑えて、え、両方とも赤い?っていうんです。これなんでかと言うと、その子は多分、彼女の経験の中で、両方とも赤いっていうフレーズは、多分。お母さんに何々ちゃんは、ほっぺた両方とも赤いけどどうしたの?って言われた経験があったんですよね。だから、両方とも赤いっていうフレーズは、私の頭の中にイチゴとトマトがあるにも関わらず、両方とも赤いっていうフレーズは、ほっぺたなんですよね。だから、そこに彼女のガールズトークの中でのつまずきであったりとか、その、今、ここが、お母さんが気になるとこですよね?っていうところで、診断をしたっていうわけではないけど、やっぱこういうところが社会的なイマジネーションの難しさにつながってますよっていうことを言ったことです。今度は、もう1つ女の子ですけど、9歳の女の子で、私立の小学校に行っていて、とても賢い聡明なお子さんで、ハキハキと答えます。だけど、お母さんもなんかもうこの子はふざけてんのか、ふざけてないのかわかんないっていうぐらい、だからもうすごくイライラするんです。でも、きっとコミュニケーションの問題で、どこにつまずいてんのかな?っと思うわけです。そしたら、この間集合写真を撮る、先生が集合写真を撮るから、手はバツにしてちゃんと座ってやりましょうって言ったのに、その子はこうやってずっとやってるわけですよ。でも、手をバツにしてねって、そうなんですよね。そうですよね、一生懸命、私、これ探すのにフリーイラスト、手はバツ、手はバツといったら、絶対これしか出てこないんですよ。だから、そもそもその環境で、手はバツっていうところの状況を見て、手はバツってこうだよねって思うけど、字義通り、言葉通りだったら手はバツなんですよね。だけど、この子はふざけてるのか、わかんないって怒られるわけです。これがいわゆるガールズトークとかでも、いやかなんかすごいなんとかちゃんって天然だよねって言われている人たちの中に、やっぱりASDがすごく多く含まれているので、それがキャラクターとして成立していればかわいくてすむわけですね。アイドルでもいますよね。だから、やっぱりそういう風にかわいがられてれば障害じゃなくてまあなっていて、でも、それがなんでみんながそうなってるのかわかんないっていうところも特徴ではあるとは思うんですけど、こんなような世界の中で生きている人たちもいるから、なんかこう怒ってどうこうなるとか、っていうところでもないんですよねっていう話です。あと心理士から見た今度9歳のつまずきは、やっぱりアイデンティティの問題とか親子関係とかと思春期、二次成長ですね。    いろんな本来の資質から養育環境、学校とか社会との関係から見てきて、さまざまなイベントっていうところが、今度、入ってくるのですけど、やっぱり学校行事が多かったり、さっきのトラブルね、学校でトラブったりとか、友達同士、先生に怒られるなんかいろんなことがあって、誤解、トラブルってこともってあるわけですね。そうすると、学齢期を過ぎて、今度、思春期になると、やっぱネット依存とかゲーム依存とか盗みとか、あるいはオーバードーズとか、いろんな社会的な問題が出てきていて。実際、やっぱりここまでくる間にやっぱり何らかのサポートはしてあげていれば、多少こういったところって。だから、ここに来ていきなり外来に来られちゃうと、なかなかやっぱりもう少し早く介入できたら良かったなとかっていう風に思うこともあります。ただ、ここからでも遅くないことも、もちろんあるんですけど、やっぱり親御さんが変わっていかないとお子さんが変わらなかったりとかっていうことは、すごくあるので、あの場合によって、やっぱり親御さんの方もきちんと治療の、自分が治療の対象になるっていうぐらいの気持ちで、やっぱり向き合ってもらうっていうようなこともしています。やっぱり、あの愛着の問題から始まって親子関係であったりとか、その、彼らが住んでいる環境とかっていう話になってきた時に、その子の特性だけで全てを解決できるっていうのは、やっぱり年齢が小さくないと難しい部分でっていうのはあるかなと思います。生活習慣とかね、今度、反社会行動とか友人関係、もうこの時期になったら親よりも友人ですから。で、ネットの世界ですから。やっぱり私たちが対応できなくなってくるんですよね。だから、その中でやっぱりルールをちゃんと決めるとか。私、いつも思うんですけど、ゲーム依存です、ネット依存ですって、みなさんおっしゃるんだけど、1番最初に買え与えたのは親ですから。やっぱりその時点で、だからそれを言ってもしょうがないんですけれど、やっぱり依存になりやすい特性の子っているんですよね。さっき言ったADHDは依存になりやすいってお話をした。ドーパミンの問題があるので。やっぱりADHDを持ってるお子さんって、普通よりも依存になりやすいんですよ。だから、やっぱそこを理解した上でゲームを与えるとか、そういったことをしていかないと後になって、いやいやもう本当にうちの子ゲームばっかりしてて困るんですっていう相談を受けても、私も困るんですってなっちゃうですよね。やっぱり外来で、何でもができるわけではないので。でも、やっぱりそれまでの過程っていうのが、やっぱり、あるわけでだからこそ、本当に1歳前から私たちはそういったところでうまくこう育っていけるようにやれるといいかなっていう風に思ってます。    0歳から20歳までが小児科。今、小児科って何歳までですか?ってよく言われるんですけど、小児科は一応、小児科学会的には20歳までが小児科の範疇という風に言われるようになりました。20歳までで、私たち本当に小児科医って、すごくすてきな仕事だなって、自分でも思ってるんですけど、やっぱり子どもたちの最も大切な時期を、こう、見せていただいているなっていう風に思っていて、私もそうですし、私どものクリニック、グループで見ている人たちはやっぱり、ここをすごく大事にしています。子どもたちの自己肯定感をきちんと育ててあげられるようにっていうのは思ってますし、レジリエンスっていうのはしなやかさですね。子どもたちが何か困難が起こった時にしなやかに対処できるように、やっぱりその柔軟性の部分も鍛えてってあげなきゃいけないし。あとはコーピングスキルっていうのは、物事の対象・対応能力ですね。やっぱり怒りに対するコントロールが悪いんだったら、じゃその怒りが沸点に達する前に、じゃあ何かをしようよとか、そういう対応能力をきちんと整えてあげるっていうこと、ヘルプコールもそうですよね。僕これ以上を言われたらキレちゃうからやめてくださいって、ちゃんと言えるかどうか。で、やっぱりそこが、だから自分のことを知るっていうことで、ADHDとかASDって疲れに気づきにくい。感覚の問題もあるので、疲れに気づきにくいんですよね、イライラに気づきにくいんですよ。だから、自分が疲れて、あるところまでできっていきなり爆発みたくなっちゃうので、やっぱり自分の身体的なところをきちんと整えていくっていうことも大事です。だから、自律神経症状の起立性調整障害とかも出てきたりしてくるわけで、やっぱりその自分の体の疲れだったりとか栄養であったりとか睡眠とかそういったことに対して、うまく対処とか自己フィードバックが弱い人たちもいるので、やっぱりこのコーピングスキルっていうのもしっかりつけてってあげたいし。アドボカシーって、最近、小児科、よく流行ってるんですけど、声にならない声を代弁しようぜっていうのがアドボカシーなんですね。例えば、子どもであったり、障害者であったり、女性であったりっていう、社会的に弱い立場の人たちの声にならなき声を代弁しよう。だから、小児科医はちゃんとアドボカシーを持ってやりましょうっていう風に、結構、小児、今、流行りなんですけど、私はそれよりもセルフアドボカシー。アドボカシーと言いながらセルフなんですけど、やっぱり自分がどれぐらい困っているのかとか、どういう風にしたら助かりますとか、ここまでは自分ができますとかっていう。そういう自分のことをちゃんと客観的に見て社会との、その関係性を言えて、社会にお願いができるっていうことをちゃんと整えたくて。やっぱりこれ中学生になるまでに、この4つはきちんと整えといてほしいなっていう風に思っています。なので、本当にセルフアドボカシーってなんて言うんですかね?もう声にならなき声なんですけど、でも、合理的配慮の話って、結構、ここにも通じるんですよね。合理的配慮の質問もちょっといくつかあったのであれですけど、なんか合理的配慮って、今、結構もうあの印籠のように言われて、みんな合理的配慮ってなってるんですけど、合理的配慮って本当にいっぱいいろいろあるんです。例えば、時間延長するとか読み上げの機能をつけるとか、パソコンで回答するとか、いろんなことがあって。あとは、例えば、1人になって、聴覚過敏の人がこれをつけるとか、あのイヤマフをつけるとか、いろんなものがあるんですけど、必要のない子に合理的配慮してもしょうがないので、合理的配慮もきちんとセルフアドボカシーなんですよね。だから、自分は、時間延長は数学には必要だけれども、国語には必要ないです。その代わり、読み上げの機能を使わせてくださいっていうことをちゃんと言わないと、ただ単にうちの子、学習障害なんで合理的配慮してくださいって言われたら学校も困るわけですよね。だからやっぱり、そこを具体的に何に困っていて、何のヘルプが必要で、どれぐらいのヘルプが必要なのかっていうのを、ちゃんとこっちが言えないと、やっぱり、そのサービスは受けられないですよね。だから、今、もうえーと、なんだ、センター試験って、今、言わないですかね。あの、センター試験とかも、今かなり、あの合理的配慮されていて、で、中学とか高校とか慶應とか早稲田ですら、あの、入学試験の時に、そういった合理的配慮で、別室であったりとかって、でも、ただそれを成功させている子どもたちっていうのは、あの、やっぱ自分で、セルフアドボカシーで、ちゃんとこれが必要です。こうしてくださいって、いうことがちゃんと言えてる子たちですね、そういう子たちは、本当にちゃんとした配慮をもらっているなって、そういった配慮がもらえる世の中になってるなっていうのをすごく感じます。    で、最後、そのサポートルームKNOTっていうのが自費のところで、さっきのトレースコーダーとか、ま、学習のことのサポートもしてますけど、その中でストレスマネージメント、キレちゃう子とかのセルフケアとかコーピングスキルっていうところの対処してるんですが、呼吸筋ストレッチ体操で「らったった体操」っていうのがあります。で、さっきこう自律神経とかにも関係してくるよ、とか疲れやすさに気づかないよって言ってるのに、呼吸ってすごく大事なんですよね。で、呼吸って情動とすごい、あれ、関係してるので、実は、私たちあんまり意識していなくて、無意識にやってる呼吸の中にも、実は、呼吸だけで体調が良くなるっていうことがあるんです。で、例えば、なんで呼吸、情動ともに変化するのって、呼吸って3パターンあって、ま、代謝性呼吸って、例えば、体がアシドーシスとかアルカローシスって言って酸性アルカリ性に傾いた時に、呼吸で二酸化炭素と酸素で調整するっていう延髄の無意識でやってる呼吸があるんですよ。ね、それがまず1つ目の無意識な呼吸で、2つ目は行動性の呼吸っていって、自分で意識して整えるんですよね。あの息止めをするとか、ハッハッハッって、自分でやるような、自分のあの大脳皮質の部分で、あの、コントロールする呼吸っていうのが行動性呼吸で、最後のものが情動呼吸って言います。で、これが扁桃体っていって、情動の部分と、あのスイッチするところが一緒で、で、例えば、だから、あの私たち緊張すると息が浅くなって、早くなったりするんですよね。それは、無意識のうちになんです。それは扁桃体という情動が、えっと、情動をコントロールするところから、そういった呼吸をしなさいっていう風になっちゃってるので、あえてそういう意味では、呼吸をコントロール、自分でコントロールしちゃうことによって、情動もコントロールできるよっていう考え方が呼吸筋ストレッチ体操と言われています。で、こういう風に呼吸筋を、ま、いつもこうやってストレッチしてあげると、本当に、ま、不安とかストレスの軽減になったりするので、もう毎日セルフケアとして、そういったこともしていく、ま、ヨガとか瞑想、マインドフルネスっていうのも、今すごく、あの、そういったコーピングスキルとしては、もう言われているし、私たちの中でも結構取り組んでます。なので呼吸ってただ単にやってるだけだけどアンガーマネージメントなんかではこういったストレッチ体操なんかもありますしうちのそのサポート室で、ま、こういった呼吸筋の話をして、ストレスマネジメント、アンガーマネジメントなんていうのをやってますけど、ぜひこの写メあったらあの撮っていただいたら、もう、あ、もう1分だ。いいかなと思うんですけど、あの写真を撮らないでくださいって言われてましたけど、あの、これはちょっと持って帰っていただいたら、一緒にやってる人がこういう、あの、ブレスとミュージックとライフスタイルっていうので、結構、こう、どなたにもあのお子様から、あのご高齢者まで使えると思うので、こういうのをうちのあの心理士のスタッフがこういうの立ち上げてこういったIKIっていう音楽と、そういったのを、あの、一緒にやりながら情動のコントロールなんていうプログラムもやっております。ありがとうございます。なんか「IKI」で調べると出てくるかなという風に思います。で、あの、この心理士は成育医療研究センターでいろいろ研究されていて、311のあの時に震災の時に、あの彼女は、すぐに医療隊として子どもたちのストレス反応がすごく強いから、その呼吸筋体操を持って、岩手県とかそういったところで、あの、らったった体操みたいなことで子どもたちに、ま、あのラジオ体操みたいなことやってるんですね。で、こういった、あの自分のセルフマネージメント、ちゃんとしてっていう話を、あの、してて、そういったのも、あの、載ってると思います。で、私たちもストレスが多い、あの世界、あの社会なので、あの毎日こういったことができるといいかなと思いますし、あの小学校の教科書にもね、あの呼吸筋のそういったことを整えることによって、気持ちがリラックスしたりとか、怒りが落ち着いたりとかするよっていうことをあの言ってます。もうあともう少しですで。あとは、あの一応心理士は、一応ペアレントトレーニングとか保護者向けのマインドフルネスのワークとかしてます。さっきも出ましたけど、ヨガとかマインドフルネスやっぱ自分自身に気づくっていうことが怒りのコントロールだったり、感情のコントロールだったりに大事ですね。自分の中で今、何が起こってるのかっていうのに気づかない発達障害の方たちすごい多いです。だから、すごくやっぱり疲れていることに気づかない、だけどイライラしている。で、そこには血糖とかもあれしてるんですね。ま、血糖の乱高下っていうのかな。上がったり、下がったりが激しい子って、すごくやっぱイライラしやすいので、やっぱり血糖が上がりすぎない下がりすぎない食事っていう指導もちゃんとしてってあげないといけないし、やっぱり睡眠が取れていなければ私たちイライラするのは誰でもそうなので、やっぱり睡眠の質をちゃんと整えてあげるっていうことも大事。だから、診断とか治療とか言ってる、あの、行くとか言ってる時に薬だけじゃなくて、やっぱり生活全体を見直してやるんですね。メラトニンって言って睡眠のスイッチを入れる薬があるんですけど。ま、光刺激に対しての、あの少しコントロールをして、眠りのスイッチを入れてくれる時差ボケの薬として、今、使われてるんですけど、それが、ま、発達障害の子とかここあの入眠障害とかがあると、そのメラトニンってよく使うんですけど、メラトニン飲んでるのに寝るまでゲームしてたらメラトニン効かないでしょって話なんですよ。だから、ま、どうして寝るようにするのか睡眠薬じゃないんだから、やっぱりじゃあ自分の中で眠るコントロール、栄養のコントロール、感情のコントロール、呼吸のコントロールっていうことをしてってあげる、で、しかもそれは子どもだけではなくて、やっぱり親が、親自身もこういったことをしてってあげると、やっぱりこう育児ストレスも減少するし、そしたらお互いイライラしないで済むし、育児スキルもこの子がどうしてこういう風にイライラしてるのかしらって思った時に、親自身も、自分の、こう、冷静さに、あの、あれする、とか。気づくとか、そういったことも必要になってくるわけですね。    だから、やっぱり子どもだけを治療しようと思うんではなくて、親も一緒にやっぱり考え直してもらわないと、なかなか治療がうまくいかないっていうことは、あのさっきの相互関係っていうところにも入ってきますし、学校の方もやっぱりそうそういった、この彼らの特性であったり、認知特性であったり、学習スタイルであったりっていうのは、ちゃんと理解してあげないと、彼らが悪いわけではなくて、やっぱり環境の部分で障害にも個性にもなるんだよっていうことをご理解いただければと思います。まず1番最初に出したやっぱり子どもと家族を支えるの教育と医療と福祉です。でも、いろんなサービスがそれぞれに用意されてますよね。なので、これを、あの、しっかりと見ていただいて、で、医療における診断と介入っていうのは、ま、私たちはレッテルを貼るためにやってるわけでも、教師が楽になるためでもなく、やっぱり子どもの特性をちゃんと理解してあげて、周囲も分かりやすくて、子ども本人もやりやすくなる、で、必要な支援がちゃんと適切に選択される、それから早期介入による二次障害の予防をしてあげることや学ぶ育つ機会を逸しないこと、え、利用できる支援は適切に使えることっていうことが、やっぱり私たちが意識して、医療をしているところになります。    4分過ぎてしまいましたが、はい。最後のスライドです。そうです。イルカトレーナーになりたくて小児科医になってこんなことをやって26年経ちましたが、あのまだ実は沖縄の方でイルカセラピーを毎年やっていてあのクリニックの子どもたちを連れてってます。今年も6月にうちのスタッフたちと一緒に、4家族5人の子どもたちですかね、連れて、イルカセラピーをやってきました。また、あの、機会がありましたらあの、あのねコドモくりにっくも9月から開院しますし、世田谷区の、あの、医療として、地域とも連携をしっかりとしながらお子さんやご家族が安心して住める世田谷区になるようにあの頑張っていきますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。ご清聴ありがとうございました。